『わたし、定時で帰ります。』で世の女性たちを種田さんロスにさせた向井理さんがarwebに登場♡

この夏舞台を上演中の向井さんが考える役者や舞台について、たくさん語っていただきました!

向井さんの思う“面白い役”とは

赤堀さんの舞台に出るのは初めてです。稽古場では厳しいことも言うけれど、実は何だかんだと優しくて、すごく情に厚い人。もともと赤堀さんの世界観が好きだったので、こうしてご一緒できて嬉しいです。

今回は主演という立場ではあるけれど、物語自体は群像劇なので、どの役が主人公と言ってもいい話と思っていて。ただ主役を経験していなかった頃は、主演というものをすごく意識してました。でも実際のところ番手なんて関係なくて、作品がいいのが一番だし、面白い役ならそれでいい。

僕が考える面白い役は、普通の人。普通の人を演じるのは面白くもありすごく難しい。これは舞台に関して特に言えることで、今回演じる保役にしてもそう。

舞台は多くて1年に1度。舞台に立つこと自体が僕には挑戦であり修業です。すごくキツイし、すごく怖い。こんなに緊張することはないし、できることならやりたくない(笑)。だけど必死にやるからにじみ出る滑稽さというのも確かにあって、だからこそ面白く見えることもある。

稽古に集中するために、家では台本を開かないようにしています。家でまで張り詰めていたら稽古場でぼーっとしてしまう。逆に映像の場合は全部覚えてから現場に入らないと不安になってしまいます。気が小さいところがあるんです(笑)。