おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑ミュージシャン時のタカハシさん
↑特撮おタク時のタカハシさん
☆これまでの処方箋一覧はコチラ!
前回に引き続き、ライブ会場での一コマから。
やめといたほうがいい?
好きになった男性がどうやらナルシストのようで、友達から「あいつはナルシストだからやめといたほうがいいよ」と言われました。男性から見て、ナルシストな人ってどうですか?(静香さん・26歳)
「えっ。ナルシストな男の人って、アウトですか?」
―いや~、どうでしょう? 日常生活では困ることはないと思いますが、恋愛となると”まぁ俺、かっこいいし”みたいな感じで受け身だったりとか?
「自分にしか興味ないとかね。それは確実にあると思う」
―いますか、周りに。ナルシストな方。
「バンドマンなんて9割9分ナルシストでしょ! でもナルシストって言ってもいろんな種類のナルシストがいるからなー、一概には言えないんだよ。僕もナルシストなので、ナルシストには詳しいんだよね」
―(笑)。詳しく聞かせてください。
「本当に自分にしか興味ないタイプの人もいれば、自己承認欲求が強くてナルシストになった人もいるし」
ーへぇ~!
「あとはナルシストであるがゆえにめっちゃ優しい人とかもいるよ。自分に絶大な自信を持ってるから、他人にも優しくできるっていうタイプ。わりと“カリスマ”と言われる人だね」
ーそんな人います!? イチロー選手みたいな感じですかね。
「そうそう。それ相応のことを実際にやってるからこそ自信があるっていう人は、周りにも優しかったりするよね。このタイプはナルシスト界では頂点で、かなり数が少ないレアナルシストですよ。っていうふうにナルシストにもいろんな分類があるので、”あいつはナルシストだからやめといたほうがいい”って簡単に言えるほど、ナルシストの世界は浅くはない!」
―ハハハハ。
「あとは、ナルシストって自信がないことの裏返しのパターンもあるんだよ。自分に自信がないから、自分を認めたくて、認めてほしくて自己愛が強いって人もいる」
―自分を守るために?
「そうそう。このパターンの人、けっこう多いと思う。別にナルシストが全員、花輪クンみたいに自信満々な感じじゃないんだよ。そう考えると、逆にナルシストじゃない男なんているのか?っていう説もあるくらい」
―なるほど。たしかに男性はそうかもしれないですね。でも女性に置き換えて考えるとどうでしょう? ”あの子絶対自分のこと可愛いと思ってるからやめといたほうがいい”って言われたら…
「いや、むしろいいと思うね。僕はそういう人好きなんですよ、人生楽しそうだなって」
―そうですか(笑)。ナルシスト同士は気が合うのかも?