ータカハシさんご自身はどういうタイプのナルシストなんですか?

「う~ん、どうだろう? 自分のことにしか興味がないタイプが5、人見知りで自己愛が強くなったタイプが5、くらいの混合タイプかなぁ」

―へぇ~!

「でも、自己評価が高いナルシストと、自分なんて…って卑下してるような人だったらさ、どっちか究極の2択!って言われたらナルシストのほうがよくないかな?」

―そうですねぇ。

「でしょ。だから僕はナルシストであることが悪いことだとは思わないんだよね。”ナルシストだからやめといたほうがいい”って言ってきたこの友達は、ナルシストにどんな実害を受けたんだろう? どんな恨みがあってナルシスト批判を繰り広げてるのか気になる」

―たしかに(笑)。もしかしたらこの友達って、男性かもしれませんね。嫉妬して言ってるとか。

「10~20代の時って、ナルシストっていうか自己評価が高い人って鼻につくっていうのあると思う。よく分かる。でもちょっと歳をとってくると、自己評価が低い人の方が全体的にやばい傾向にあるってなってくることない? たとえば仕事とかでも、卑下するような人は自分の意見がなくて流されやすいとか…。だから好きになったなら、ナルシストでも全然いいんじゃない?」

ーなるほど~。あと、ビッグマウスな人とかはどうですか?

「それはちょっと違う! 僕の中でナルシストってもっと美しいものだから。ビッグマウスとは違うね。ナルシストはもっと繊細で、もっと詩的な、ポエミーなものだから」

ー(笑)。

「ナルシストって、自己評価の高さと自信のなさが表裏一体な感じのことだと思うから。すごい大きな視点で見たら、愛せる存在だと思うんだよね」

―そうですね。すごく人間味がありますね。ちょっとナルシストの概念が変わりました。