おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑ミュージシャン時のタカハシさん
↑特撮おタク時のタカハシさん
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今週は、働く女子からのお悩み。
こ、怖がられてる…?
仕事で後輩に注意する時、どうも口調が怖そうな雰囲気になっているようで、後輩がおびえている感じがします。必要以上に怖がらせたくないのですが、どうしたらいいですか?(さなえさん・31歳)
「別にこれ、そんなに気にしなくて良いと思います。僕もけっこう、怖そうな雰囲気って言われるんだけど…」
―えぇ! そうですか?
「自分でも、めちゃめちゃフランクなほうではないと思うんだけど、予想以上に怖く思われることもあるよ。でも、いいんじゃない? ダメ?」
―う、ううん…。でも、言われた方はたとえばムカついて嫌いになっちゃったり、言い方のせいで関係性が崩れてしまうこともありませんか?
「そりゃ、理不尽な怒鳴り方とか意地悪な言い方をしない、伝え方は大事だよ。でもそれ以前に言いたいのはさ、時々いるじゃん、すごい柔和な感じとか熱い感じで、キミの助けになりたいんだよ!仲間だ!みたいに優しげなこと言いつつ、まったく仕事ができないヤツ! そういう人よりは、多少怖い感じでも意見を言ってくれる人の方が、長い人生においてはどんなに重要か!! 僕は、そう思ってきたな」
―あぁ~、分かる気がします。
「友達でも仕事でも、長期的な目で見たら、怖そうな雰囲気であろうが何だろうが、ちゃんと相手のことを思って話せる人の方が、絶対大事なんだよ。だから、ちゃんと考えて言ってると思うなら、ちょっとくらいは怖がられたっていい!というのが僕の意見」
―なるほど…。たしかに、つい後輩相手に言っちゃう時ありますよね、”メモとってないけど大丈夫?”とか…。
「定番の”メモとってないけど大丈夫?”って、言われたらその場ではイラっとくるけど、実際メモとってないなら言ってくれたほうが絶対いいじゃん。メモとらずに後で困る人がいるとしたら、それは自分なんだろうし」
―たしかに(笑)。
「今って、世の中みんなフランクで、友達感覚で仲いいのが普通なんだけど、それだけのチームってなかなか成長しないと思うんだよ。ちょっと口調が怖いかな?やめとこうかな?とか気にする前に、コレは相手のために言った方がいいんだろうな!って気づいてあげられる人のほうが、ずっと意味のある先輩だよ」
―なるほど。ちょっと厳しいくらいは、先輩として当たり前ってことですね。
「無意味に厳しくする必要ないけど、でも”あの先輩、言い方が怖いからヤダ~嫌い~、批判ばっかしてくる~”って言うのは、残念だけど一生成長できない!」
―うわぁ(グサッ)。