Q. 肌質のタイプ別に保湿対策は違う?

A. 基本は同じでOKだけど…?

「乾燥肌も混合肌もオイリー肌も、基本的には同じステップで問題ありません。

“脂分が多いからクリームは塗らない”という人が案外多いのですが、脂分が足りないせいで皮脂が過剰に分泌されている場合もあるので、乳液かクリームでスキンケアを締めくくるようにしましょう」。

ただし、水が肌に触れるだけでもピリピリしてしまう“超敏感肌”状態の人は話が別。「敏感肌用のスキンケアアイテムを取り入れるか、症状がひどい場合はお医者さんに相談を」

 Q. 年齢、季節に合わせて保湿ケアは変えるべき?

A. 答えはもちろん、“Yes”

「特に冬場は、冷たい風や暖房の影響でお肌の水分がどんどん奪われていくので、他の季節に比べてキメが乱れてしまいがち。他の季節より保湿力の高いアイテムに切り替えるのをオススメします」。

また、「年齢を重ねるごとに、肌に水分を留めておくために必要な天然の油分である皮脂の分泌量が減少してしまいます。年齢に応じてリッチな質感の乳液やクリームを上手に取り入れて、未来の美肌をキープしましょう」。

 Q. 保湿不足の主な原因は?

A. 当たり前のことをしっかりと

「これまで色々な女性の肌を診断してきましたが、お風呂のついでに熱いシャワーで洗顔をしていたり、スキンケアをする時に手で肌をこすってしまっていたり、必要以上に肌を洗っていたり、UV対策を面倒だと怠っていたり…。毎日の生活の中で当たり前のようにしていることが乾燥の原因になっていることがほとんど。

これらの行為はすべて、肌のキメを乱し、バリア機能を低下させてしまう可能性が。」

さらに、ライフスタイルも重要。「寝る前にメイクを落とす、バランスのよい食生活を送る。そんな日々の当たり前のことも、きちんと乾燥対策につながります

 Q. 保水力UPのために大切なことは?

A. 実は落とすコトが1番大切

「皆さん、保湿と聞くと化粧水や美容液をつけることに気を取られてしまいがちですが、本当に大切にしたいのはクレンジングと洗顔

なぜって、肌に汚れが残った状態では、どんなに高機能なアイテムを使っても効果が半減。汚れが邪魔をしてきちんと浸透してくれませんよね」。

そのうえで「大切なのは、各メーカーが規定しているスキンケアの適量を肌になじませること。時間に余裕がある時は、化粧水でコットンをひたひたにしたコットンパックもオススメです」。

教えてくれたのは…
トータルビューティアドバイザー:水井真理子さん

特別なことをする前にまずはベースを整えることが重要! モデルみたいななめらかなキメ肌を目指して、まずは毎日のルーティーンから見直しましょ。

Photo:Kitaura Atsuko
Hair Makeup:Kawashima Nozomi(io)
Styling:Miku
Model:Watanabe Mai(ar girl)
Text:ar/Ishibashi Rina