No.1/夏の終わりに離れることを決意した、切ない恋心に涙

SHISHAMO「夏の恋人」

一緒にいてもお互いのために良くない関係の恋人と離れるため、夏が終わったら大人になろう、と必死にもがいている気持ちが綴られた一曲。もう一緒にいない方が良いことはわかっているけど、でも…という女の子の切ない気持ちを素直に歌っています。何も考えずに今一緒に居られればいい。そんな子供のような考えでずっとつき合っていたいけど、大人の恋愛はそう言っていられないですよね。このもどかしい気持ちに寄り添ってくれている歌詞に、少しホッとできるはず。

 

♪泣けるフレーズ

「夏の恋人に手を振って 私からさよならするよ

幸せな二人だけど あなたも私もきっと

このままじゃどこにもいけないから」(作詞:宮崎朝子)

 

No.2/ロックなメロディーに乗せた未練のある歌詞に共鳴

ELLE GARDEN「Missing」

失恋をするとなぜか、喧嘩したことや嫌な記憶は忘れて、楽しかったことや嬉しかった想い出ばかりを思い出してしまう。一緒にいた頃によく聴いた音楽を思わず流して、あぁ、戻りたいなぁ。寂しいなぁ…なんて思ったり。そんな過去を思い出してしまう気持ちを、英語で嘆く歌詞が印象に残ります。いつまでもそんな気持ちでいるのは良くないけれど、どうしても考えてしまうときはこの曲を聴いて思いっきり泣けば少しスッキリするかも。

 

♪泣けるフレーズ

「間違って少し失って さまよっては

君に出会って 笑ったこと思い出して

We’re Missing We’re Missing We’re Missing」(作詞:細美武士)

 

No.3/今まで過ごしてきた時間に思わず感謝したくなる

あいみょん「漂白」

恋愛をすることで、いろんな経験をすることができる。失恋みたいな嫌なこともあるけれど、それ以上に幸せなこともたくさんあったはず。その奇跡のような出来事は優しく想い出として残しておこう、という気持ちになれる楽曲です。一生懸命恋をしていたことは決して無駄ではないし、無理に忘れる必要はない。すがるわけではなく、かといって消すわけではなく…。想い出は優しく包んで、その失恋自体を自分の物語の1つとして残しておいて。

 

♪泣けるフレーズ

「また会いにきてね 馬鹿馬鹿しいほど私は恋をしていたわ

消えないでいてね まだまだ知りたいことがあります」

(作詞:あいみょん)

 

No.4/失敗した過去を乗り越えて、成長する気持ちを後押し

sumika「アネモネ」

どれだけ一緒に過ごしていても、ふとした瞬間に大好きな人を傷付けてしまうこともあるかも。でも、その後悔を次の恋愛で活かせるのも事実。彼女を花のアネモネに例えて、自分の失敗を重ね合わせながら歌っている歌詞が印象的な一曲です。前の恋愛と同じことを繰り返さないように、しっかりと成長した自分で新しい恋愛に向き合っている。そして、今はキレイな花を咲かせるているよという切なくも前向きな歌詞に、前を向く元気をもらえます。

 

♪泣けるフレーズ

「色付いたアネモネ綺麗だ 僕は駄目駄目だったけど

今も枯れずに今日も愛してる 花は違うけれど」(作詞:片岡健太)

 

No.5/いつかは薄れてしまう想い出を切なくも感じられる

Mr.Children「himawari」

人の気持ちというのはとても儚くて、どちらかの感情がなくなったらそこで終わり。色々な事情でどうやってもこの先一生会えない関係になる場合もあります。こればかりはどうにもできなくて本当に辛いけれど、時間が過ぎれば必ず、暖かい想い出になっていくもの。いつか消えてしまうかもしれない今この瞬間の気持ちを綴った歌詞と、切ないメロディーが心に染みます。今しか感じられない気持ちを思い切り感じることで、ゆっくり前進する力が湧いてくるかも。

 

♪泣けるフレーズ

「何故だろう 怖いもの見たさで愛に彷徨う僕もいる

君のいない世界って どんな色してたろう?」(作詞:Kazutoshi Sakurai)

心に響く曲は見つかった? 失恋は女の子をとーっても強くしてくれるもの。音楽の力を借りて元気になったら、幸せな新しい恋を掴みにいこっ♡

 

Photo:Matsumoto Yutaka

Hair Makeup:Kitahara Conomi

Model: Ajima Yume

Text:Takahashi Natsumi