部屋の大掃除は終わりましたか? 部屋だけじゃなくて、時には気持ちの整理整頓も必要。2018年をより楽しく過ごせるように、精神科医の名越先生が喜怒哀楽の感情表現法を伝授! 自分の感情を素直に出すことがモテ女への近道ですよっ♪
Q純粋な感情を出すのってどうしたらいい?
怒りが他の感情を邪魔している!
名越先生曰く、自分の感情は〝他人〟だと気づき、他人が自分の感情を暴走させないように、客観的にコントロールする術を身につけることが大切、とのこと。その方法として、まずは喜怒哀楽の中でも〝怒〟に注目する必要があるそう。
「怒りは、感情の中でも一番インパクトが強いもの。人を優に支配し、時に言動を暴走させてしまいます。怒りが根底にあると、喜、哀、楽といった他の感情が曇るという影響もあります。たとえば、彼に誕生日プレゼントをもらっても、『ホワイトデーのお返しはくれてないのに!』なんて怒りがわだかまりとして心の片隅にある場合は、その気持ちが邪魔をして素直に喜べないんです」
〝俯瞰すること〟が感情のコントロールにつながる
「カッとなった時は、『私は今、怒っている』『怒りの感情に支配されている』と気づきましょう。そして、その瞬間に、ふーっと息を吐くこと。できれば15秒くらいかけて吐ききり、すっと息を吸い込みます。これを3回程度繰り返すと、意外にパッと視界が開けて、冷静さを取り戻せるんです。こうして要所で怒りをコントロールしていくと、怒りの沸点自体が上がっていきますよ」
このように怒りをコントロールしていくうちに、怒ったとしても他の感情が混ざっていない〝純粋な怒り〟になるのだとか!
「人間なので、怒りが全部なくなるわけではありません。ただ、声を荒げたりせず、怒りの理由を平静に伝えるなど、サバサバとした対応ができるようになります。これなら自分はもちろん、相手のストレスにもならないはずです」
純粋な感情が、自然とあふれる!
「怒りさえ払ってしまえば、純粋に喜べるし、悲しめるし、楽しめる。感情をどう出したらいいの?なんて考えなくて大丈夫なんです。怒りがあるうちは、たとえば単なる悲しみも、『あの人のせい』など粘着質になりがちですが、怒りがなければすぐに冷めます。喜怒哀楽が、健全に表現できるようになるんです」
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