試写を見た人からも、椅子から立ち上がれないほどだったと言われました。
この映画の大きなテーマは家族愛です。僕もずっと変わらず、家族が大好きです。
どんなにケンカしようと、どんなにヒドイことを言おうと受け入れてくれて、本当に頭が上がらない。とくに自分が親になってからは「親ってこんな風に思うものなんだ」と改めて感謝することも多くて。
親子の再会シーンは、僕も涙が止まらなかったです。
試写を見た人からも、椅子から立ち上がれないほどだったと言われました。僕自身もそうでしたが、登場人物が家族愛だけじゃなく地域の愛で育てられていて、心が温かくなります。
映画館を出たあとは「隣にいる人と出会えてよかった」「一緒にいることって嬉しいことなんだ」と思えるような、当たり前の日常が好きになれる作品なので、大切な人と一緒に観てもらいたいです。
『あいあい傘』
©2018映画「あいあい傘」製作委員会
物語の舞台となる恋園神社のある小さな田舎町。年に一度の祭りが近づいたある日、25年前に忽然と姿を消した父・六郎(立川談春)を探しに、高島さつき(倉科カナ)が町を訪れて…。当たり前だと思っていた日常をとても愛おしく感じられる、大切な人に今すぐ「ありがとう」を伝えたくなるハートウォーミングな作品。出演/倉科カナ、市原隼人 他 配給/SDP 10/26全国公開
市原隼人
1987年2月6日生まれ、神奈川県出身。2001年、岩井俊二監督の映画『リリイ・シュシュのすべて』で映画主演デビューを果たす。以降、多数の映画やTVドラマで活躍。自身のミュージカル初出演となる『生きる』(TBS赤坂ACTシアター)もただいま好評公演中。
Photo:Setsu Takahiro(biswa.)
Styling:Ono Kazumi(Post Foundation)
Hair Makeup:Ohomori Hiroyuki(Vanites)
Text:Ikeyama Akiko