こんにちは、アナイスです。今回のテーマは「無敵girl」。

1年の始まりの月だからこそ、今年は「私だって無敵になってやるぞ!」と調子づくものです。
無敵になりたいですよね。頭よくて、かわいくて、仕事できちゃう、家事も最強、みたいな。私自身、今年は減量して料理のレパートリー増やして本をたくさん読んで、無敵ガールになる気まんまんです。待っていろ、世界!

さて、そんな時、もっとテンションをあげるためにキラキラ輝きながら、時には苦労もしつつ最強な主人公の映画を観たくなりませんか? ということで、今回はそんな“無敵ガールが堪能できる映画”を選出してきました。

『ケイト・レディが完璧な理由』

まず、完璧な女性×映画と考えて思い浮かぶのがこの作品、『ケイト・レディが完璧な理由』。
ボストン在住のファンドマネージャーとして働きながら、2児の母、そして夫に対して完璧の妻でいようとするケイト・レディの物語です。主演はみんな大好き(わたしも大好き)サラ・ジェシカ・パーカー。彼女って、『セックス・アンド・ザ・シティ』のキャリー役を演じたことで、なんとなくキャリア思考で時代の一歩前を進む女性像を演じるのにぴったりというか、まさにそんなイメージの女優だなと本作を観て改めて思います。

キャリア系のガールズムービーは『プラダを着た悪魔』や『インターン』が代表格ですが、本作も負けていられないぐらい良い。『インターン』も確かにキャリアを重視してしまったがために、子育てや夫との関係などの問題を抱えるアン・ハサウェイが登場しましたが、なんとなくサラッとしか描かれていない。対して、本作はより具体的にワーキングママの生活、そして彼女たちの抱える問題が描かれており、一見パーフェクトにこなしてそうで裏で精一杯頑張るケイトに共感しまくりな一作。

夜寝る前のイメトレとか、めっちゃわかる。自分も思わず、彼女のようにマルチタスクをこなせる無敵ガールになろう! と奮い立たせてくれる作品です。

『ワンダーウーマン』シリーズ

無敵ガール、といえば文字通り無敵なヒーロー、ワンダー・ウーマンことダイアナを思い浮かべてしまいます。彼女は女性だけのアマゾン族から誕生したヒーローで、のちに島に不時着したパイロットのスティーヴ・トレバーと共に人間の住む世界に向かう。

第一作目『ワンダーウーマン』は時代設定が第一次世界大戦真っ只中で、彼女はそれが戦いの神アレスが引き起こしたものだと確信。そしてトレバーと共に戦争を終結させようと奮闘するのだけど、女性の強さと美しさ、そして力強さを感じさせるエンパワー映画として素晴らしいです。戦争と女性の関係性についても少し考えさせられる部分があり、もし興味がある方は『戦争は女の顔をしていない』という本を是非手に取ってみてください。


2作目で現在も公開中の『ワンダーウーマン1984』は、時代が一気に80年代まで近代化して、その間ずっと人間社会で生きながらワンダーウーマンとしても活躍してきたダイアナがちょっぴり大人になったのが魅力的な作品。生きている時間が長いほど彼女はずっとその間に貪欲に勉強をしてきたわけで、基本的に美術や芸術、歴史に詳しい知性的な女性というのがまず素敵。

そんな彼女がスミソニアン博物館で働きながら、ある鉱物を発見したことで物語は思わぬ展開に進んでいくというのが本作の大まかなあらすじです。バリキャリだし、博物館勤務だけどいつもTPO弁えつつ綺麗なオフィスワークスタイルを着こなすダイアナが本当に綺麗で見惚れてしまいます。

もう彼女の美貌を見ているだけでも美意識あがるのですが、それこそ完璧そうに見えて人知れず愛する人がいない孤独に嘆いているのが、乙女。「ああ、無敵ガールなワンダーウーマンでも、ちゃんと1人の女性なんだな」って親近感をもてるダイアナが本作の最大の魅力です。映画後半でしっかりヒーローとして活躍する彼女も、大事なものを犠牲にしてまで人類を守ろうとする、その大きな愛にただひたすら心打たれてしまう。私もワンダー(素晴らしい)ウーマンになりたいな、って心の底から思いましたね。主演のガル・ガドットも地でワンダーウーマンをやっているような女優さんで、まさに無敵ガールのロールモデルのような存在。

『チャーリーズ・エンジェル』

90年代生まれの私にとって、チャーリーズ・エンジェルの3人組は昔も今も変わらず、映画の中の無敵ガールの代表選手。特にあの頃のドリュー・バリモアが好きすぎて……。登場するのは、チャーリー・タウンゼント仕切る探偵社で働くナタリー(キャメロン・ディアス)とディラン(ドリュー・バリモア)、そしてアレックス(ルーシー・リュー)。この3人がそれぞれキャラクターに個性、ファッションもいい具合にバラバラなのに阿吽の呼吸で悪い男たちを一網打尽にしちゃうから、観ていて楽しい!

もともとは70年代後半から80年代前半に放映されたテレビドラマが始まりで、2000年に公開された本作はその映画版といったところ。ちょうど女性が社会進出をし始めた時代に登場した作品という点でもパワーを感じます。

女性の立場として個人的に本作を観ていて気持ち悪いと感じないのは、例えば男に色仕掛けをするために露出のある衣装を着たりするシーンがあっても、それが彼女たちの自由意志によるものに見えるから、なのかなと思うのです。

体術に優れた彼女たちですが、常に動きやすいスーツを着ずに思い思いに様々なファッションとヘアメイクを任務中に楽しんでいる。それが良い意味でギャルっぽいというか、自分のテンションをあげるためにやっている感じで観ていてワクワクする。毎日シチュエーションを考えて、それに合わせて探偵みたいに少し“変装”する気持ちでヘアメイクしたら楽しそうですよね。

あと、よく職場でも学校でも、オシャレ=不真面目と捉えられる事ってあると思うんです。でも私は、全然それがわからない。だって、チャーリズ・エンジェルはオシャレしていたって皆変わらず優秀で強いんだもの。いいじゃん、オシャレで頭よくて、強くて、これぞまさに無敵! そう思わせてくれる3人組はいつ観ても私たちに力を与えてくれる存在です。

さあ、次はあなたの番。映画の中の無敵ガールに触れて、自分なりの“無敵”を模索して近づいていきましょう。