ティモンディ前田裕太が今週も皆さんの乙女心を受け止める時間がやってまいりました。
お仕事、学校などなど、日々にお疲れ気味の女子たちの心を癒す連載

【ティモンディ前田裕太の乙女心、受け止めます!】

今宵は「大人の恋愛」についてのお話。

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中学生の頃、意中の御令嬢とはメールでのやりとりが基本だった。
乙女から一通メールが来ては話題の灯火が消えぬよう記者並みに絶えず質問を投げ続けた。
その結果、関ジャニが好きだと言うもんだからチェックし続けて横山くんについて詳しくなったものだった。
本当はスバルくんに惹かれていたのだけれど、エイター諸君の心の傷をえぐりかねないので、ここでは言及しないでおく。

メールは一通一通、歩を進めたり矢倉を作って羽生善治さんよろしく1ターン1ターンに時間をかけて一局を繰り広げるのがいいのですよ。

高校時代になると入学した高校の性質上携帯の所持が禁止だったため、当時、懇ろな関係になった御令嬢と恋文を殺り合うことになったのだけれど、手紙だけはダメだね。
神奈川と愛媛での遠距離は文通だけでは埋めきれなかった文にして思いをしたためるのは、普段会える距離感の人らが日常では口にできないものを伝えるツールとして使うのがいい。

年に数回しか会えず、定期的に連絡も取り合えないのに上手くやれるのは世界広しといえども工藤新一と毛利蘭のカップルくらいだろう。

大学に入る頃には専らLINEでのやりとりに変遷していったのだけれど、LINEはほぼチャットのようなツール。
やりとりをリアルタイムでやりあう間は他の作業もできないので、適度に返す間をおかないとなかなかハード。頻繁に連絡を取り合いたい御令嬢とはLINEのせいで破滅の道を快速急行で向かう羽目になった。

恋愛とともに変わっていったのは連絡手段

こうやって子供の頃の恋愛と、大人になってからの恋愛を振り返ってみると、連絡の取り方が時代によって大きく変わっていった。

それに伴って、会っていない時の距離感の詰め方が変化したと思うのだけれど、28歳になって大人な恋愛ができるようになったかと言われると、年齢や経験を重ねたからといって恋愛について見識が深くなった訳でもない。

むしろ、大人になってからの恋愛の方が、子供の頃の恋愛よりも傷つくことに臆病になって予防線を張りながら身動きが取れなくなっているように感じる

人を好きになる気持ちに、幼いも老いもないと思うけれど、自己防衛の意識は強くなる一方。
悲しみを知れば知るほど、同じような思いをしたくはないと慎重になる。
大人の恋愛は、一歩が重くなるものを言うのかも知れない。
今や我が身は十連勤のバイト後のように足が重い。

似たように一歩を踏み出す勇気も気力もなくなってきている読者諸姉がいるやもしれないが、それは大人になっていると言うこと。
臆病になって好機を逃してしまっても、これが大人の恋愛だと互いを慰め合おう。

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