なぜ人は『不倫』をしてしまうのか

男女の永遠のテーマ『不倫問題』。そもそもなぜ不倫をしてしまうの? 愛する人がいるのにさらに“愛されたい”という感情が起こる理由、“スリルやドキドキ感を味わいたい”という心理はどうして起こるのかをDJあおいさんに教えてもらいました。

不倫=男の狩猟本能が原因?

浮気や不倫の原因は、性欲などの生理的欲求ではなくて、心理的欲求が原因になっていることが多いです
具体的に言うと、”自己肯定感を満たしたい”という願望ですね。
なんらかの理由で自己肯定感が低いときに、人は浮気や不倫をしてしまうわけですね

性欲などの生理的欲求が満たされていなくても、自己肯定感等の心理的欲求が満たされていれば、理性が働きブレーキが掛かるように人はできています
逆に生理的欲求が満たされていても、心理的な欲求が満たされていないと人は理性を失い、軽はずみな衝動にさえ抗えなくなってしまうんです

これは男女共に同じで性差はありません
男の浮気は狩猟本能が云々という根も葉もない説を妄信している人もたくさんいらっしゃいますが、あれは根拠のないでまかせです

不倫相手に男は”格下の女性”、女は”○○な男性”を選ぶ

自己肯定感の枯渇が不倫の原因になっていることは男女で同じなのですが、傾向は少し異なります

男性の場合、容姿も良くて文句も言わずに家事もしっかりこなし、非の打ち所がないような女性が妻だと自己肯定感が下がってしまう傾向です
そんないい奥さんと結婚をしたのなら自己肯定感が満たされそうなものだと思うのかもしれませんが、男性の場合だと、奥様と自分を比較して相対的に自分が格下だと思ってしまうといたたまれなくなってしまうようです
そして自己肯定感を満たすために自分より格下となるような女性を選び、浮気や不倫に走ってしまうというパターンですね

女性の場合はこの逆になります
旦那様がどうにもだらしなく、家事も育児も丸投げするようなポンコツ亭主だと、女性の自己肯定感は下がってしまう傾向にあります
そして家庭で満たされない自己肯定感を埋め合わせるために、自分より格上となる男性と浮気や不倫をしてしまうというわけですね

『いい奥さん』になる必要はない

単なる傾向でありこれが全てではありませんが、よくできた奥さんとポンコツな旦那さんを組み合わせたような夫婦は、どちらも自己肯定感が枯渇されやすく、そしてどちらも浮気や不倫をしやすい体質になってしまうということです

とくに女性は結婚をするといい奥さんになろうと必死に頑張ってしまう人が多いのですが、あまり張り切りすぎて『いい奥さん』になってしまうと旦那様の自己肯定感を下げかねないことにも、自分の自己肯定感を下げかねないことにもなってしまいますので、尽くすのはほどほどに

『いい奥さん』になるよりも『ちょうどいい奥さん』になるように努めてください
女は少しくらい大雑把でだらしないくらいが平和なのかもしれませんね