”アイドルのプロ”、宮脇咲良の素顔って?
グローバルグループ『IZ*ONE』での活動を終え、HKT48としての活動も終えた宮脇咲良さん。今やファンの間で、”宮脇プロ”と呼ばれるほど圧倒的支持を得ている。
アイドルとして名声を手に入れた彼女が語ってくれた、昔の自分と今の自分――。”宮脇咲良”の意外な素顔を、ココだけに赤裸々に語ってくれました♡
1998年3月19日生まれ。鹿児島県出身。2011年にHKT48の1期生としてデビュー。'18年には韓国のオーディション番組に参加し、同年10月に日韓合同のグローバルグループ・IZ*ONEのメンバーとしてデビュー。今年4月、IZ*ONEとしての活動を終え、6月19日をもってHKT48を卒業。
自分を認めることは、また前に進むきっかけになる
Q.韓国のオーディション番組に挑戦する前の自分と今の自分で、感じる変化は?
以前より、自分を認めることができるようになりました。
挑戦する前までは、自分に自信を持つことに罪悪感を抱いていたんです。だから「ダメだ、自分はこんなんじゃまだまだダメなんだ」って言い聞かせるようにしていました。
自分が育ってきた日本という国を出て、海外で生活するようになってから「控えめであることが必ずしも美徳ではない」「もっと自分自身の個性や長所を主張してもいいんだ」と思えるようになりました。色んな価値観にふれて、視野が広くなったのかなと思います。
Q.今日の私は褒めてあげたい!って時はどんな時?
私個人でお仕事をして、例えばこういう雑誌の取材とかの反響が良かったり、ファンの方に喜んでもらえていたりすると、褒めてあげたいというよりホッとする感情に近いんです。
グループの仕事の時は結果が良くても悪くても、みんなでそれを共有することができるんですけど、一人のお仕事は自分ひとりで受け止めないといけないんですよね。その分、”自分の力でいい方向に持っていけたのかも”って思えた時は、自分を褒めてあげてもいいのかな。
ご褒美は…ちょっといいご飯をデリバリーで頼むとか?(笑) 『餃子の王将』が大好きで、天津炒飯と青菜のガーリック炒めをいつも頼むんですけど、頑張った日には青菜を2個頼んだり(笑)。ちょっと贅沢しちゃいますね。
Q.以前、とある媒体のインタビューで「自分のことがあまり好きではない」と答えていた宮脇さん。今は自分のことを好きでいられている?
韓国にいた2年半は、共同生活をしたり、芸能界のシステムも違ってスケジュールの動きも違う、ましてや言葉も分からないっていう環境の中で、さすがに自分でも「よく頑張ったな」って思うんです。
正直、あの2年半を頑張れたから、これからの人生はどんなに辛いことがあっても大丈夫だなって思います。この2年半を通して、今までは挑戦できなかった仕事やいただけなかった仕事が少しずつ増えるようになったのもすごくありがたいですし、それが少しずつ自信にも繋がっています。
自分を認めてあげることは、また歩き出せるように前を向くことにつながると思うので、とても大切なことだなって思えるようになりました。
自分でも「まだ頑張るの!?」って思います(笑)
Q.宮脇さんのように、パワフルに人生を歩み続ける秘訣って?
これはたぶん、常に何かに挑戦し続けていたい、人と同じことはしたくないっていう”性格”なんです(笑)。そのためにも、何かしら発信ができるように日々努力はしているつもりです。自分の言葉がニュースになるような、影響力のある人になりたいなって思っています。
Q.今後の目標を教えてください。
卒業後は、世界に挑戦できるように頑張りたいです。今できることは、やっぱりアイドルとして活動することだと思うので、またステージに立つ機会をいただけるように一生懸命頑張りたいと思っています。
――まさに挑戦ですね。
本当に! 自分でも「まだ頑張るの!?」って思いますよ(笑)。
でも「もう十分頑張ったし、いいかな」って思っちゃうと、やっぱり人生楽しくないなって思うんです。人生の中で”今しかできないこと”って絶対にあると思うので、とにかく20代は死ぬ気で頑張る時期と思って、いけるところまで突っ走っていきたいと思います!
Q.「自分のことが嫌い」「自信を持てない」と悩む20代は多いです。同じ悩みを抱える同世代にかけてあげたい言葉は?
よく「朝起きただけで”偉い!”と思っていい」って言うように、その日少しでも頑張ったことがあったら、素直にそれを認めてあげることが大切なんじゃないかなと思います。
それは別に誰かに言う必要はなくて、自分の中で留めておいていいと思うんです。その「偉い」っていう自分自身の心の持ちようで、”明日も頑張ろう”って思う活力になるはずだから。
あと、これは絶対。人と比べないこと! 常に昨日の自分と比べてどうだったか、過去の自分と比べてどうだったかっていう反省を心がけるようにしたいなって自分自身にも言い聞かせています。
Styling:Ishida Aya
Hair Makeup:paku☆chan(ThreePEACE)
Text:ar