ティモンディ前田裕太が今週も皆さんの乙女心を受け止める時間がやってまいりました。
お仕事、学校などなど、日々にお疲れ気味の女子たちの心を癒す連載
今宵は「昔思い描いていた”大人”について」についてのお話。
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私の親は23歳には結婚をして、翌年には私をこの世に爆誕させた。
それが偉業なのか愚行だったのかは私の命が尽きる時に判断されるだろうけれど、割と早い年齢で結婚していた親を見ていたから、自分も想像では遅くても24歳で誰かしらと婚姻関係を結び、今頃は2人のパパになっているものだと思っていた。
長男の龍太郎は最近サッカーに興味を持ち始めたので、道具を買い揃えて熱心に球蹴りの姿をホームビデオに残したり、一方、まだ最近ようやく喋れるようになった陽奈は身近にあるもの全てを破壊するので我が家では破壊王の名を欲しいままにして困らせれている。
全く、元気な子を二人育てるのは大変だなあ。
よく私の両親は自分と弟を育ててきたな、すごいなあと関心する日々。
妻とは共働きで日中は保育園に子供を預けているけれど、入園等の諸々の手続きは任せっきりなので、罪滅ぼしに送り迎えはなるべく私がやるようにしたり。
自分の方が早く帰宅したら料理を作って待っていようとするけれど、幼子2人を相手に家事をこなすのに四苦八苦して、結局子供達にYouTubeを見せてテレビに釘付けにさせて、家事を急いで過ごす。
休日は妻と一緒に映画を見たり、美味しいご飯を食べにいくのが趣味だったりしたのに子供の世話で最近はあまり行けてないねぇ、なんて会話をしたり。
これ以上妄想を広げると帰って来れなくなりそうなので今日はこれくらいにしておくけれど、想像していた自分とは随分と異なる大人に仕上がってしまった。
いや、当時思っていた大人になれていないどころか、そもそも大人にもなれていないように思える。
気が付けば今年で28歳になり親が親になった年齢を優に越えてしまったのに、精神的には十代の頃と対して変化のないまま三十代に突入しようとしている。
遥か遠く行ってしまった理想のパパだった自分の背中も今となっては、芸人という世界に足を踏み入れた時点である程度諦める次第となった。
何故こうなってしまったのだろうか、責任者に責任を取らせなければならない。
ただ、今の自分の行動が、理想の自分を形作る一部となる。
今から一歩一歩、理想に向かう行動を重ねていけば、おそらく80歳頃には理想の大人になれるかもしれない。
読者諸姉はどうだろうか。
いや、そもそも理想の大人になれた人間なんて殆どいないように思える。
理想と現実。
それは、ギャップがあって当然であって、その差に絶望することもあるかもしれないけれど、現実の自分を認めながら、今の自分がこれからどうなるのが理想なのか、今からもう一度、ここの地点から理想の自分を考え直すのもいいだろう。
何より、今の自分を理想だった自分と比べて否定するのではなく、今の自分を出発点に物事を考えて、少しでも自分を肯定してあげるのがいい。
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