■出戻り!マッチングアプリ飯

昔はネガティブなイメージも多かった「マッチングアプリ」ですが、最近では、「私たち、アプリ婚です♡」という声もよく聞くようになりました。

そして何を隠そう、私ライターNも、このマッチングアプリで過去に恋人を作った張本人です!
しかし、ラブラブハッピーな日々も今は遠い昔の話となり、気が付けば28歳、春。「このままではあっという間に『29歳、春(独身)』になってしまう!」ということで、この度、マッチングアプリに出戻りました!

マッチングアプリの世界には様々な男性が存在し、その男性の数ほどドラマがあります。
どうかこのドラマの最終話が感動のフィナーレとなることを心から願って、実際に私が体験したガチデートの数々をご紹介します。

前回:なぜ?買い物デートで恋が散った理由

知的でスマート!理系男子にノックアウト♡

今回のデート相手は、元物理学者のO君。

彼との最初のデートは「美術館デート」でした。
作品鑑賞時の独特の視点や発言に、初めから何とも言えないドキドキを感じていたのですが、それが決定的となったのは鑑賞後に向かったお店でのこと。

飲み物の氷がなんとなく気になりO君に「氷の穴が空いている部分を全部上に向けたいのだけどこの1個だけ向かないんだよね」と伝えると、コップを受け取ったO君はササっと一振り。すると、先ほどまでは全く言うことを聞いてくれなかった氷たちが全て上を向いていたのです。
「どうやったの!?」と驚きを隠せない私にO君は、サラリと物理の法則を交えながら非常に分かりやすく、かつユーモアたっぷりに原理を説明。

その知的さとスマートさに、一瞬で私の心は恋の法則で因数分解されてしまいました♡

ついに彼氏ができると思ったのに…!急な音信不通にガッカリ

その後も何度もデートを重ね、O君に対する恋心はどんどん膨らんでいきました。

デートの回数が増えるにつれて会話の中身も濃くなっていき、その内「同棲するならどういう物件がいいか」「夜の関係は週何回がベストか」など、「もうこれ付き合っているのでは?」と思わず言いたくなるような関係がしばらく続いていたのですが…。

時はバレンタイン。
思い切ってO君が好きだという抹茶のチョコレートをプレゼントし、O君も「嬉しい!」と大喜びしてくれました。が、なんとその日を境にO君からの連絡が忽然と途絶えたのです。

一体私の何がいけなかったの…。
半分あきらめながらもどうしても原因が知りたく、時間を置いて連絡をすると「インフルエンザで連絡が出来なかった」という返事が…!これって面倒なときの常套句では!? LINEのアイコンを変える余裕はあったのに返信は出来ないってどういう状況!?とガッカリしながらも、勇気を振り絞り、なんとか再度デートの約束をとりつけました。

相手を困らせるジョークにドン引き…

久しぶりのデートで入ったお店は、ナポリタンが人気のイタリアンレストラン。
「美味しそうだね」と話しながら、店員さんにオススメは何かと尋ねるO君。当然人気のナポリタンを勧められました。

するとO君は「そうなんですね~これ有名だし美味しそうですもんね!じゃあこのリゾットで!」と回答。
彼的には面白いジョークを言ったつもりだったようですが、店員さんも私も一瞬で目が点に。誰か時を止めるSPECでも発動した?と聞きたくなるぐらいの静けさの後、店員さんは笑顔でリゾットのオーダーを受けてくれました。

思わず「なぜナポリタンを注文しなかったの?」と聞くと、「正直ナポリタンって気分じゃなかったし…え、今の面白くなかった?」と彼。その発言に目を丸くしつつも、O君への恋心が邪魔をし、その場ではグッと堪え2軒目へと向かいました。

しかし、あろうことかO君は2軒目のお店でも先ほどと全く同じことを繰り返し、店員さんを盛大に困らせていました。笑えないジョークに、摂氏100度を超えそうだった私の恋心も氷点下まで下がる勢い。

結局その夜を境に彼と連絡をとることはなく、ガチ恋も見事に散ることとなりました。

あの日の彼の態度は、素のものなのか、それとも私を遠ざけるためにわざと行ったことなのか…今も謎のままです。

大人になっても恋の方程式は未だに正解が分かりません……。
ライターNのアプリ飯は(残念ながら)まだまだ続きそうです。

Text:Tanaka Nanami

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