キュンキュンしながらも、SNSとの向き合い方や、“人生”について考えさせられるドラマ『着飾る恋には理由があって』がついに最終回を迎えました。 真柴は一体どんな道を選ぶのか!? 第十話の内容を考察します。

第9話:今はその言葉がほしいんじゃない!横浜流星と川口春奈がすれ違う…

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駿に突き放された真柴が助けを求めたのは…

駿が「北海道に行く」と言ったとしても、これまでの真柴だったら、「私は東京に残るからお互い頑張ろう」と返したはず。けれど、何もかもから逃げたくなっている今の真柴からしたら、駿の夢に乗っかることが“逃げ道”のように思えたのかもしれない。そんな彼女に、駿は「逃げるな」と厳しい言葉を掛けました。

仕事もうまくいかず、SNSにはアンチコメントが殺到。駿からも突き放された真柴が助けを求めたのは、葉山(向井理)でした。

©着飾る恋には理由があって

「会社のために始めたSNSなのに、みんなを困らせて…」と落ち込む真柴に、葉山は「みんなって誰?」と尋ねます。「本当に迷惑を掛けた人には謝ればいい。でもそれ以外のみんななんてどこにいるの?携帯から離れたら終わり。大したことじゃない」

この言葉は、SNS全盛を生きる私たちの胸にも響きます。誰かが指で打っただけの文字一つで、“みんな”から嫌われているような気持ちになったり、フォロワーが減るたびに、“みんな”に「いらない」と言われているように感じたり。けれど、その“みんな”は画面の向こうに存在するだけで、携帯から離れたら終わり。葉山の言葉は、アンチコメントを恐れる真柴の心に届いたはずです。

葉山の影響で少し前を向いた真柴は、「私も私でやれることを見つける。東京で、バイヤーを目指そうと思ってる」と駿に伝えます。お互いに「がんばれ」と励まし合う2人は、今までの“支え合う”関係に戻ったように見えました。

「SNSを辞める」と言う真柴に、駿が“仕返し”の口ムニュ!

「TODO」のバッグを製作したデザイナーが謝罪をしたことで、盗作騒ぎは一件落着。謝罪のコメントSNSに載せようとした真柴ですが、どうにもこうにも手が動かない。

真柴は駿に、「もうSNSやめることにした。元々大変だったし」と告げます。そんな彼女の口をムニュッと抑え、「黙れ。本当は好きなのに手を離すな」と駿。

これは、第六話で真柴が駿にやったことの“し返し”でした。「大事なものから逃げない。教えてくれたのは、くるみだよ」と。そんな駿の言葉に背中を押された真柴はSNSの更新を再開します。

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葉山に“告白”をした理由は想いを昇華できたから?

そんな時、葉山から「突然ですが、トルコに発ちます」とメッセージが。真柴は必死に追いかけ、「この7年間、社長への片想いをバネに頑張って来られました。仕事、経験、お洒落すること、SNSで発信すること…バイヤーになるという夢も」と感謝の気持ちとともに“告白”をします。 これが、彼女のなかで葉山への想いを昇華できた瞬間だったのかもしれません。

葉山は真柴の“告白”を聞き、「一つだけ間違ってることがあるな。片想いじゃなかったよ」と優しく語りかけます。けれど、真柴と駿の仲が戻ったことを知っていたので、「気付くのが、ちょっと遅かったけど」と言い去っていく。真柴がずっと交渉に励んでいた“ランプ”の買い付けを置き土産に。

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傷つくことも多いSNS 夢を叶えてくれたのもSNSだった

それから時が経ち、仕事をやめて自分の店を出した真柴。以前対談をしたメイフェンが、葉山の置き土産の“ランプ”をSNSで広めてくれたことで、世界中が彼女の店に興味を持ち始めます。苦しむことや悲しいこともあるSNSだけど、夢を叶えてくれたのもSNSだった。

真柴がうれし涙を流す姿を見て、「その顔は、夢を見つけたって顔」と言う駿。真柴は、「その顔は、俺も負けてられないって顔」と返します。ここに、2人の関係性が垣間見えた気がしました。もたれかかるのではなく、支え合いながら、時に競いながら。「負けないぞ!」と励まし合うな関係性って素敵ですよね。

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“着飾らなくていい”と真柴に言い続けていた駿でしたが、「頑張って着飾って、レベル10を続けないと。バイヤーの夢を叶えるために。好きな時、好きなように、好きな人と暮らすために。それにやっぱり会ったら、素敵って言って欲しい。あなたがその理由」と真柴に言われた時には、これでもかというくらい、嬉しそうな顔をしていました。

©着飾る恋には理由があって

真柴が“着飾る”理由は、葉山の存在から駿へ。けれど、頑張って着飾るのではなく、今は楽しみながら着飾っているように見えます。駿に「素敵」と言ってもらうために。

シェアハウスメンバーの恋の行方は?

絵を描く夢を諦めようか悩む羽瀬ちゃん(中村アン)に、「俺が羽瀬ちゃんの夢支える。結婚しよう」とプロポーズした陽ちゃん(丸山隆平/関ジャニ∞)。

けれど、羽瀬ちゃんからしたら、同情で言われたように思ってしまう。もし結婚したら、このまま絵を辞める踏ん切りがつかないままズルズル続けることになるという不安もあったんだと思います。

そこで羽瀬ちゃんは、思い切って絵をやめて、アート系の本屋さんに就職することに。「忘れよう」として絵を全部捨てようとしたけれど、陽ちゃんが「100%辞めることはない。俺は羽瀬ちゃんの絵が好きやから」と言います。その言葉を受けて、「今、パッと絵が浮かんだんだ。それが、幸せな家族の絵だったから」と笑顔を見せる羽瀬ちゃん。2人は、めでたく結婚することに!

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さらに、「今のままで充分幸せ」と言っていた香子さん(夏川結衣)も、元夫・礼史(生瀬勝久)からの、「人生100年時代。でもこれからの50年はきっと誰かが必要になると思う。友達以上、家族未満でどう?」という提案にOKをします。

香子さんは、「私には私がいるから(一人でも)平気」と言うほど自立した女性だから、寄り掛かり合う関係ではなく、少し離れたところから寄り添い合う関係を選んだのかもしれません。

真柴と駿は5年後も隣に?

5年後––––––。
真柴と駿の間には、“あかり”という娘が誕生し、幸せな家庭を築いていました。

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きっと、羽瀬ちゃんと陽ちゃんも、香子さんと礼史も笑っているはず。葉山も、世界中を“シャチ”のように飛び回っていることでしょう。『着飾る恋には理由があって』のみんなの幸せが、いつまでも続くことを願って。

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