ティモンディ前田裕太が今週も皆さんの乙女心を受け止める時間がやってまいりました。
お仕事、学校などなど、日々にお疲れ気味の女子たちの心を癒す連載
今宵は「遠距離恋愛の距離の取り方」について。
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コロナが跋扈しているこのご時世、カップルは気軽に逢瀬を重ねられずに悶々としている日が続いていることでしょう。
会うのが月に一回だったり、数ヶ月に一度の方もいるやもしれない。
可哀想に。
かく云う私も遠距離をしたため気持ちは分かる。
高校時代は愛媛の高校に行ったために神奈川県と愛媛県での遠距離恋愛となったのだけれど、携帯の所持が禁止だったため、手紙で文通をして連絡を取り合っていた。
電話もできずに手紙でしか連絡が取り合えないなんて、戦後の日本くらいじゃないだろうか。
それが2008年の出来事だから怖い話だ。
愛媛から手紙を出すと、神奈川まで届くのに3日かかり、
相手の御令嬢が1日かけて筆を執りポストに投函するとこちらの手元に届くまでまた3日。
1往復が一週間かかる連絡手段なんて、当時の自分はよく頑張ったと褒めてあげたい。
今後の人生で、もう文通のみでの意思疎通なんて、お付き合いした相手が塀の中に入らない限りは経験することはないかもしれないけれど、何をしているかな、と相手のことを考える時間も楽しむように努めた当時の思い出は今となっては宝物ではある。
辛いと思ったことも多かったので、だいぶ過去を美化している気もするけれど。
大学では、私は東京都にある大学に進学したので、愛媛県に済む御令嬢と男女の仲になるも、Eメールで連絡を取り合い、LINEに連絡ツールが変わっていく最中で別れることとなってしまった。
別れた理由は覚えていない。
おそらく些細な喧嘩だったのだろう。
けれど、喧嘩別れをした後にその彼女はすぐ別の男とアベックになっていたのは覚えている。
多感な若人には、会えない好きな人よりも、手頃に会える身近な男の方が魅力的に見えたのかもしれない。
遠距離には良い思い出がないし、失敗しかしてきていない。
懇ろな関係になった相手となかなか会えないという環境になったこともあったけれど、私は仕事に力を入れないといけない時期でもあったし、色恋に現を抜かしている場合でもなかったので、これもまた別れることになった。
そもそも恋愛が上手く行った試しがない。
上手く行っていれば28歳にもなっているのだから結婚の1つや2つ経験しているだろう
に、いまだその気配がないのは、遠距離恋愛含め、相手との距離の取り方が下手くそなのだろう。
郷ひろみは会えない時間が愛育てるのさ、と言っているけれど、目に見えないからどの程度育っているのか確かめるのも難しい。
そして、その不安から、本来ならば上手くいく2人に亀裂が入っていくのだろう。
だが、よく考えてみて欲しい。
遠距離恋愛は、もちろん寂しいと思う時間が多いだろうけれど、それは、別の面から捉えれば、一人で自由にできる時間が多くあるということ。
人生は恋愛が全てではない。
二人が愛を信じていれば、きっと上手くいくので、今はその一人の自由な時間を、有意義に使うと良いだろう。
寂しさを相手にそのままぶつけ続けてしまっては、上手くいくものもいかなくなる。
気持ちを紛らされるためにも、新しい趣味を初めてみたり、恋愛とは違うもので人生を満たしてあげるよう心がけると良いだろう。
恋愛において物理的な距離が開くと、前のように近付きたい!と心が求めるかもしれないけれど、それが現実的に叶わないのであれば、距離をみて悲観するより、今は他の景色をみて恋愛以外に目を向けてみると良い。
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