生理前や生理中にイライラする原因

女性ホルモンには「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2種類があります。これらのホルモンは、生理周期とともに分泌量が変化します。月経前の2週間は卵胞ホルモンと黄体ホルモンの急激な増減が起こるため、心と身体に影響します。身体的な症状としては、肌荒れ、胸の張り、むくみ、食欲不振、食欲増加、腹痛、腰痛などといった症状が身体にあらわれます。また、日中眠くて仕方がない、ぼーっとする、集中できない、イライラするなどといった精神的な症状が出やすくなると言われています。

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ストレスが原因の可能性も

仕事上のトラブルや人間関係でストレスを抱え込み、イライラすることがありますよね。生理中はホルモンバランスの乱れも相まって、ストレスがたまりやすい状態です。上手に気分転換をし、心身ともに休まった状態を保つようにしましょう。

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イライラを解消する様々な方法

普段なら我慢できることも、生理前になるとイライラすることがありますよね。
気軽に試すことができるイライラを緩和する方法を5つご紹介いたします。

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アンガーマネジメントを取り入れてみる

アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。「怒り」の感情が決して悪いわけではなく、怒る必要がある時のみ、その気持ちを上手に表現することで、周囲と良好な人間関係を保つことができます。怒りを感じたら、「6秒」をやり過ごすといった対処法などがあります。すぐに実践しやすく、スキルのひとつとして身に付けることができます。日常生活の中で上手に取り入れてみましょう。

紙などに書き出してみる

イライラした感情を感じた場面を紙に書きだすことによって、クールダウンすることができます。また、書くことによって、自分を客観的に見返すことができます。まずは難しく考えず、思いついたことをそのまま書き出してみましょう。怒りの詳細を書けるようになると、客観的に自分の感情を分析できるようになり、感情コントロール能力も高まります。

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自分をいたわる時間を作る

生理前や生理中は心身ともに不調を感じる大変な時期ですよね。そんなつらい時期こそ自分の心身をしっかり癒し、ストレス耐性をつけましょう。生理中のリラックス方法はさまざまですが、いくつか例を紹介します

・よく寝て心身ともに回復を図る
・栄養バランスを意識した食事を摂る
・無理に頑張らず、時には家族や恋人に助けを求める
・適度な運動でストレスを発散し、リフレッシュする
・音楽を聴いて落ち着く、歌ってストレスを発散する
・アロマやCBDを取り入れてリラックスする

生理中こそ、毎日頑張っている自分に優しくしてあげましょう。

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アルコールやカフェインはほどほどに

適量の飲酒やカフェインの摂取であればリフレッシュ効果も期待できますが、お酒の飲みすぎは具合が悪くなりやすく、悪酔いをしてしまうリスクがあるため、ほどほどにしましょう。カフェインは身体の冷えの原因となるため、生理前・生理中は特に意識して控えましょう。最近では、ノンカフェイン、ノンアルコールの商品も増えているので、うまく置き換えてストレスを感じないようにコントロールしましょう。

医療機関を受診・相談も検討してみて

月経の度にひどいイライラを感じ、我慢することがつらいと感じた際は、一度、婦人科を受診するといいでしょう。「仕方のないこと」とひとりで悩みを抱え込まず、医師に相談することで、適切な治療や処置を受けることができます。
医療機関を受診することに不安が大きい方も少なくないと思いますが、診察を受け、原因が判明することで、大きな安心感を得ることができますよ。

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まとめ

生理中は身体的にも精神的にも何かと不安定なりがちですが、自分の心身に向き合い、自分のリズムを把握することが大切です。把握した上で、自分に合った対処法を生活に取り入れてみると、あらたな楽しみを見つけることができるかもしれませんね。

テキスト/ sana


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