辛い肌トラブルにさよなら！かぶれないナプキン選びのコツとおすすめ3選

かぶれないためのナプキン選び

筆者がナプキンかぶれに悩んだ過去を振り返って皆さんにお伝えしたいことは、「ナプキンは使い分けが大切！」ということ。ここからは、かぶれないナプキンの選び方についてご紹介します。

シーンに合わせてサイズを選ぶ

あなたはナプキンを日によって使い分けていますか？「大は小を兼ねる」と多い日用のナプキンを多用したり、「今日は頻繁にトイレに行けないから…」と活動の多い昼間に夜用ナプキンをつけている方は要注意。

長いナプキンを必要以上に使い続けると、ムレの原因になってしまいます。筆者も普通の日用のナプキンを切らして、1日夜用ナプキンを着用したところ、お尻の部分がナプキンと擦れてかぶれてしまったことがありました。

経血量が少ない生理初日や終わりかけの頃には、普通の日用ナプキンはもちろん、おりものシートで十分なことも。自分の経血量の傾向を踏まえて、ナプキンのサイズを使い分けてみましょう。

吸水ポリマーで選ぶ

一般的なナプキンは、吸収力を上げるためにポリマー（高分子吸収体）が使われています。ポリマーには経血を素早く吸収し、表面をさらさらに保つ役割があります。経血で湿ったままの肌はトラブルを起こしやすくなるので、吸収力が高く、表面をさらさらにキープしてくれるポリマータイプのナプキンは、かぶれ対策にぴったり。

ただし、経血を吸って膨らんだポリマーは、水分（＝経血）を漏らさない分、空気も通しにくくなります。経血を吸収した後のナプキンは蒸れやすくなりますから、こまめな交換が必要です。

羽付き・羽なしで選ぶ

羽付きタイプのナプキンは、ズレにくく安心感がありますよね。しかし、かぶれに悩んでいる方は、羽なしタイプを選ぶのも一つの手です。できるだけ肌とナプキンが触れる面積を小さくすることが、肌トラブル解消の近道になります。

羽つきタイプ

羽がついたタイプは、仕事や家事で忙しく動き回るときや運動をするときなどに便利です。羽でナプキンをショーツに固定できるので、ズレにくく横モレを防いでくれます。しかし、羽の部分が肌と擦れて肌トラブルにつながってしまうことも。

羽なしタイプ

羽やギャザーのないナプキンは、余計なものがついていないためゴワゴワしにくく、通気性がよいのが特徴。活動量の多い時にも擦れにくいので、足の付け根や太ももあたりのかぶれに悩んでいる方におすすめです。

厚さ（スリム・ノーマル）で選ぶ

ナプキンは厚いほど「漏れない安心感」を与えてくれますが、通気性やムレにくさ、持ち歩きやすさという観点からはもう一歩。
一方で薄いタイプのナプキンは、フィット感が少ない分、皮膚との摩擦を生みやすくなります。ノーマルタイプとスリムタイプを使い分けて、ムレや擦れと上手に付き合いましょう。

ノーマルタイプ

厚みがあってフィットしやすいノーマルタイプのナプキンは、量が多い時にもしっかり吸収してくれ、擦れづらいのがメリットです。ただし、厚みが出る分通気性はスリムタイプに劣るので、定期的な交換が必要です。

スリムタイプ

スリムタイプはゴワゴワ感が少なく、付け心地が軽くて快適です。吸収力は一般的な厚さのものに比べて少し劣りますが、漏れが心配な日にもこまめに交換できれば大丈夫。（1回の生理期間中に出る経血量は1日30ml前後と言われています。実際にスリムタイプのナプキンに30mlの水を吸収させたところ、表面に湿り気が残るものの、全て吸収できました！）

軽くてかさばらないので、最低必要枚数プラスαで持ち歩きでき、外出先でも「あと◯枚しかない…」と心配せずにこまめに交換できます。

素材で選ぶ

一般的な使い捨てナプキンの場合、表面材としてポリエステルやポリエチレンなどの合成繊維がよく使われています。しかしながら、この素材が生理中の敏感な肌と擦れて、皮膚トラブルを引き起こすことがあります。摩擦によるナプキンかぶれを軽減するため、表面にコットンを使用した製品や布ナプキンなども販売されています。