僕たちの生理とフェムテック

最近、よく耳にする「フェムテック」というコトバ。
「 Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」を組み合わせた造語。
女性のライフステージにおける健康課題をテクノロジーで解決するサービスやプロダクトのこと。

2019年3月の経済産業省の発表によると、生理やそれにともなう痛みやイライラの症状による社会的損失は1年間で約7000億円 にも及ぶという!
だからこそ、フェムテックは、女性はもちろん社会全体で本格的に取り組まないといけない課題なのだ。
ツラい生理のこと、PMSのこと、デリケートゾーンの悩みのこと、SEXのこと…
フェムテックというコトバの登場によって「最近、話しやすくなったかも」と感じるし、吸水ショーツや月経カップ、デリケートゾーン専用ソープ、生理周期を登録するアプリなど、生理の不快感を軽減するプロダクトやサービスが身の回りに増えてきた。
結婚、出産、更年期…。変わりゆくライフステージと私たちの心とカラダ。
これからも末永く、自分の心とカラダと良好な関係を築いていくためにフェムテックの力を借りること。
そして、もっともっと社会全体の"自分ごと"として、男性も巻き込んで、一緒に考え、行動してもらえるように
働きかけること。それがarの考える、僕たち私たちの生理とフェムテックです。

フェムテックのリアルを深堀り!

読者アンケートによるホンネをCHECK
意外と知らないフェムテックのあれこれや、一人で抱え込みがちな生理やPMSのお悩み。ここだけの話…を読者の皆さんに徹底
リサーチ!

フェムテックとは?編

Q1.フェムテックについて詳しく知っている?

目にする機会がグッと増えた「フェムテック」。言葉自体が定着した感はあっても、しっかりと理解し、うまく活用
できている人はまだまだ少数派。

Q2.「フェムテック」と聞いて思い浮かべるものは?

Q3.吸水ショーツと月経カップについての印象は?

みんなの声
・お手入れが面倒なイメージで続けられる自信がない
・繰り返し使うアイテムなので衛生面が不安です
・値段の高いものが多くて簡単には手を出しにくい…
・単純によく知らないので挑戦する気になれません
・使いたいと思えるような可愛い商品がないから
・ナプキンに慣れてしまってなんとなく使うのが怖い…

Q4.使ったことがあるアイテムは?(複数回答)

やはりまだまだナプキンが圧倒的。月経カップや吸水ショーツの認知度は高まっているものの、実際に使うとなると不安も
多くハードルが高いよう。

生理・PMS 編

Q1.自分の生理は重いと思う?軽いと思う?

Q2.生理痛がひどくなったと感じた時期は?

環境の変化によるストレスや運動不足等が要因の傾向あり。思わぬ病気の可能性もあるので放置せず向き合うことが大切!

Q3.自分で行なっている生理対策は?(複数回答)

手軽な市販薬に頼る人が大半の結果に。でも実は〝痛み止めが必要なほどの生理痛〞は黄信号。
ツラい場合は我慢せず、一度受診も考えてみて。

Q4.生理で一番悩んでいることは?

・激しい生理痛。ひどい時は日常生活に支障が出ることも
・ナプキンで肌がムレてかゆい。ファッションも楽しめない
・生理不順や不正出血があり不安で精神的にもツラい
・1〜2日目は塊のような経血がドバッと出る。漏れて何度も着替えが必要になる…
・ナプキンのベタつきが不快。いちいち替えるのも面倒!
・吸水ショーツは試してみたいけど、漏れないか心配でなかなか使う勇気が出ない

Q5.生理前に身体的・精神的不調を感じる?

Q6.PMSの時に感じる具体的な不調は?(複数回答)

Q7.PMS時など不調を感じた時、どんな行動を取っている?(複数回答)

イライラやダルさなど、目に見えず人にも相談しづらい症状が多いPMS。生理痛と違い、薬などの対策はせずにひたすら休むという声が多数。