毎日の生活で意識したい【ブレスト アウェアネス】って何?
――定期検診はもちろん大切だけど、日頃健康を心がけて生活することや、自分の乳房について知ることが何よりも重要とのこと。自分の身体は、まず自分で守りましょう!ってことですね。
林先生
定期検診を受けている場合でも、もし何か異変に気が付いたら次の検診まで待つのではなく、すぐに病院で受診しましょう。乳がんの早期発見、早期治療につなげ大切な命を守るため、現在は「Breast Awareness ブレスト アウェアネス」という、女性自身が自分の乳房の状態に関心を持ち生活する、という考え方が啓発されています。これには4つのポイントがあります。
✔自分の乳房を知る
定期的に自分の乳房を見て、触って、感じて、月経周期の変化など、通常の状態を理解しましょう。
✔乳房の症状や変化に気をつける
しこり、授乳期以外での乳頭からの分泌、湿疹、皮膚の凹みなど、気をつける乳房の症状を知り、いつもと違うという変化に気づけるように日頃から関心を持ちましょう。
✔乳房の変化を感じたら、すぐに医療機関を受診する
乳がん検診を待たず、乳腺専門医を受診しましょう。健診では検査が不十分になることがあります。検査で良性と言われた場合も悪化している時は検査を受けましょう。
✔自分のリスクに応じて、定期的に乳がん検診を受ける
早期であればあるほど症状がない場合が多くなります。家族でがんになられた方の有無や生活環境など、自分の状態に合わせた検査の内容や頻度を判断しましょう。
林先生
とはいえ、異常状態に気づくのは本当に難しいんですよね。
基本的に月経前の胸の痛みは女性ホルモンの影響で張っているだけで問題ないことがほとんどですが、これも正直人によります。常に張る感じが全くない方もいれば、排卵日や生理1週間前、2日3日前になると触らないでってぐらい痛い人や、歩くだけで痛い方もいます。月経前症候群の痛みであれば治療ができる場合も増えていますが、乳がんが痛みの原因な場合もあります。
ただ、月経前でない時に生じる痛みが全部怪しいとは言わないけれど、普段全然胸が痛まない人が痛むのであれば、それは奥に何かできているサインかもしれません。いつもと違うという感覚が大切です。
基本的に月経前の胸の痛みは女性ホルモンの影響で張っているだけで問題ないことがほとんどですが、これも正直人によります。常に張る感じが全くない方もいれば、排卵日や生理1週間前、2日3日前になると触らないでってぐらい痛い人や、歩くだけで痛い方もいます。月経前症候群の痛みであれば治療ができる場合も増えていますが、乳がんが痛みの原因な場合もあります。
ただ、月経前でない時に生じる痛みが全部怪しいとは言わないけれど、普段全然胸が痛まない人が痛むのであれば、それは奥に何かできているサインかもしれません。いつもと違うという感覚が大切です。