Q 好きな人ができません。
いいなと思った人がいても、デートしたらちょっとしたことですぐ冷めてしまい、なかなか恋愛に発展しません。もう私に恋愛は無理なのかな? (アキコさん・30歳)
ーいわゆる減点方式の女ってやつですね。
「そういう人はいるでしょうね。こういうのは違う視点で考えてみるといいかもですね。出会う人出会う人とデートするけど微妙…っていう場合は、狙ってるターゲットが間違ってるってことだと思うんですよ」
ーお?
「私はこういうタイプの男性が好きだから、と思って、自分で決めたジャンルの人たちを狙って会ったりしてると思うんだけど、でもそのジャンルでそれだけ多くの人と会ってもピンとこないってことは、つまり自分が求めてる要素はそこにはないってことなんですよ。意外とね」
ーなんと。
「たとえば物知りで知的な男性がいいな〜と思い込んで何人も物知りな男性に会っても好きにならないってことは、この人のキュンとするポイントは”物知り”ではないってことでしょ。意外とターザンみたいな人が好きなのかもしれない」
ーなるほど! 思い込みキュンポイントから離れなくちゃダメですね。
「そのためには、全然違う方角に球を投げてみる。つまりは自分の行動範囲を変えるんです。たとえば新しい趣味をつくって新しいコミュニティに飛び込むとか。それで初めて、自分が本当にピンとくるツボに気づけるかもしれないですから」
ーたしかに。自分のツボに自分で気づくのって、見逃しがちだけど一番大事ですよね。
「だと思います。でも、別に好きな人がいない時期があってもいいと俺は思うけどね。死ぬまで好きな人がいない人はいないだろうし、逆に好きな人いなくても死なないし」
ーうーん、アキコさんは悲しいんじゃないですか? やっと恋ができたと思ったのに、またダメだった…みたいな。
「なら、すぐ冷めてしまうのは、アキコさん自身が幼稚だからっていうのもあるんじゃないのかな? だって誰だって欠点はあるから、冷めないことなんてないでしょ。ちょっとしたことでめんどくさくなって投げ出しちゃうのは、ちょっと幼稚なのかもって思いますね」
ーうっ、辛口なお言葉。
「本当に恋愛したいなら、もうちょっと大人になりましょう」
Q 体型キープしてて羨ましいっす。
バンドマンってなんで痩せてる人が多いんですか? (まめさん・24歳)
「お金がないからですよ」
ー(笑)!
「だって売れてお金持ちになったバンドマンはどんどん太っていきますからね。若くて貧乏だから痩せてるだけですよ。GREEN DAYとか売れたらめっちゃ太ったからなぁ。まぁ有名になっても痩せたままキープしてるかっこいい人もいますけど」
ーキープする秘訣ってあるんですか?
「ロックミュージシャンのROLLYさんに、なんでいつまでもそんなに痩せててかっこいいんですか?って聞いたことがあるんだけど、『常に気合を入れてるから』だって。俺はロックミュージシャンだ!っていう覇気が常にあるから、身体が勝手に引き締まっていくらしいです」
ー美貌は気から(笑)。タカハシさんもそうですか?
「多少はあるかもね。人に見られるっていうのはやっぱり大きいと思いますよ。だからミュージシャンとしての僕という姿は多くの人たちがつくってくれてるものでもあるかもしれないよね。あとはライブ自体がものすごい運動っていうのもある。ライブすると想像以上に体力使うんですよ。だからライブが少ない時期はだらっとしてくるよ。歌ってる時のほうが体調もいい」
ー見られることで美しくなるって、いいですね。女の子と一緒だ!
・サプライズが嫌なら日頃から”No”と言える心の強さを持とう。
・恋愛におけるキュンポイントの思い込みから解放されるべし。
・バンドマンは見られることでかっこよくなっていくらしい。
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タカハシヒョウリ
(c)勝永裕介
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのははゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>