『六本木クラス』第11話を徹底考察!

「六本木クラス」第11話より(C)テレビ朝日

日韓共同プロジェクトで実現! 『梨泰院クラス』のジャパンオリジナル版『六本木クラス』の主演は、竹内涼真さん。絶望の淵に立たされた青年・宮部新が、仲間とともに巨大企業に立ち向かっていく姿を描いていきます。ハラハラする下克上を主軸に、キュンとするラブ要素、さらには青春群像劇のエモさまで兼ね揃えた『六本木クラス』。気になる11話を考察します。

(10話の考察はコチラ)【六本木クラス 10話】恋愛はギブ&テイクじゃない。こっぴどく振られたあとの葵(平手友梨奈)の対応が神すぎる! 

「女として見られない」と振られても、可能性は残ってる…?

好きな人に告白して、「女として見られない」と断られたら––––––

「六本木クラス」第11話より(C)テレビ朝日

大抵の人は、「こりゃ、脈なしだ……」と次の恋に進むはずです。だって、そこまであからさまに拒絶されたら、プライドも傷つくし! 顔を合わせるのも、恥ずかしくなっちゃいそう。

でも、葵(平手友梨奈)はちがった。新(竹内涼真)にフラれたあとも、変わらずアピールを続け、ピンチをチャンスに変えてしまうんです。確かに、「今は彼女作る気ない」よりも、「女として見られない」の方が、やりようによっては成就する可能性があるのかも。女として見られないなら、伸びしろがたくさんある! 彼に、意識させてしまえばいい!

葵が正妻ポジションをゲットできた理由は、“軽さ”にあり!

「そういうの、やめろ!」と言われても、「これだから好きなんです♡」「愛してる!」と猛アタックする葵。こんなに愛の言葉を並べられたら、さすがの新も、異性として意識せざるを得ない。加えて、「代表は、私に気がないから困ってるんですか? 私を受け入れたらいいんです」と“結ばれる未来”を想像させるテクニックも、すごいです。

「六本木クラス」第11話より(C)テレビ朝日

そして、葵って言っていることは重いけれど、言い方は軽いんですよね。そのさじ加減も、とっても勉強になります。もし、葵が重い感じで愛を伝えてきていたら、新も面倒臭くなってくるはず。でも、葵は「やめろって!」とノリツッコミできるくらいの軽さで、スルスルと新の心に入り込んでいくのです。

すると、新も知らず知らずのうちに、葵に気を遣うように。こんなに好きでいてくれるんだから、優香(新木優子)と仲良いところを見せたらかわいそうかな? と葵の前では、やりとりを控えてみたり。健気な姿勢を貫き通すことで、葵は新の“本妻ポジション”をゲット! 

「なんで俺が、後ろめたく感じなきゃいけないんだ? なんでこんなに、気まずい思いしなきゃいけないんだよ!」

「六本木クラス」第11話より(C)テレビ朝日

はいはい、新。それは、葵のことを“意識”し始めたからですよ。だから、頭ポンポンもできなくなっちゃったし、葵からの猛アタックも、スルーすることができないの!

すかさず、「やっと、私が女に見えてきたんですね?」って言う葵が強すぎるし、「バ、バカなこと言い出さんな!」とあたふたしちゃう新が最強に可愛い。このカップル、くっついたらマジで平和すぎません?

優香の方が年も上だし、包容力があるように見えるけれど、新は葵といる時の方が子どもっぽい顔を見せる。会社の代表になり、責任ある立場にいる新にとって、必要なのは“守ってあげたい”お姫様より、“守ってくれる”ナイトのような女の子なんじゃないかな。

世の中には、優香タイプの女の子の方が多いのかもしれない

「金持ちになったら来てとか、つらいから長屋を潰してとか、自分の都合しか考えてないですよね。何もしないで、お願いばっかり」

「六本木クラス」第11話より(C)テレビ朝日

葵の言葉に、めちゃくちゃ共感してしまいました。本当に、優香って与えられるのを待ってばかりなんですよね。仕事ではハングリーなのに、男性に対しては受け身というか。新が甘やかしすぎたのもあるかもしれないけれど。

「お金? 私が稼いであげる。代表を苦しめる長屋? 私が潰してあげる」と言う葵の方が、潔くてカッコよく見えちゃう。典型的なヒロインではないけれど、令和のモテ女子ってこういうタイプなのかもしれない。欲しいものは欲しいってちゃんと言えて、手に入れるまでの努力は惜しまない。“察して”タイプの女の子は、最終的に大事なものを掴めなくなってきているのかも。葵と優香、どちらが新の心を射止めるのかはまだ分からないけれど、とにかく“いい女”になるのはやめよう。悲しいのに平気なふりをしたり、行ってほしくないのに「行っていいから」と強がっちゃったり。

「六本木クラス」第11話より(C)テレビ朝日

けど、世の中には優香タイプの女の子が多いんじゃないかな。だから、葵がカッコよく見えるし、優香を見ていると「ううう……」ってなる。「新だけは、私を好きでいてよ」と言ったあとに、「冗談」と付け加えたところなんて、本当に胸が苦しくなりました。私も、絶対に「冗談」って言っちゃうな、って。葵を選んでほしい気持ちもあるけれど、優香が捨てられてしまうのは心が痛む。どちらも幸せになる未来はないのでしょうか!

茂と新の戦いの行方はどうなる?

そんな『六本木クラス』も、残すところあと2話となってしまいました(涙)。余命宣告を受けた茂(香川照之)と、新の行方にも、注目していきたいと思います。

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