紬(川口春奈)と想(目黒蓮)が結ばれるフラグ?誕生花に隠されたメッセージ

本作の主人公・紬の誕生日(4月28日)の誕生花が、サクラソウ(=佐倉想)であることが、SNSでも話題になっていました。どうしても、紬の現在の恋人・湊斗(鈴鹿央士)に感情移入してしまう筆者は、その事実を知った時、胸が締め付けられましたよ。「こんな運命、あるかいな! 」って。

しかも、サクラソウの花言葉は、初恋・淡い恋・少年時代の希望・青春の喜びと悲しみ…。いやいや、ピッタリすぎるわ! ドラマの宣伝ポスターで紬と想が抱き合っていたところを見てから、薄々察していましたが(嘘です、確信していました)。これ、紬と想が結ばれるフラグですよね? いや、もちろん2人には幸せになってほしい。でも、でも! 誰か、“主成分優しさ”の湊斗のことも幸せにしてあげてくれ!

また、筆者が気になっているのは、想に振られたことを、紬が湊斗に伝えた日です。紬が、「ふられた!」とLINEを送った日付は、8年前の4月24日になっていました。ということは、紬は誕生日の直前に振られてしまったわけで。想は、きっと紬の誕生日を、誰よりもお祝いしてあげたかったんだろうな。でも、愛しているからこそ、会うのが怖い。お祝いもできない自分なんて…と怖くなってしまったから、誕生日の前にお別れをする道を選んだのでしょうか。

想の病気は、遺伝性?母・律子(篠原涼子)の違和感

「ご親族に難聴の方って? 遺伝性の病気の可能性もあるので」と医師に聞かれた時、「いないです。ないです。聞いたことないです!」と真っ向から否定した想の母・律子(篠原涼子)。遺伝性のものだったら申し訳ない…と罪悪感からくるものなのかもしれないけど、ちょっぴり違和感が残りました。あまりにも、食い気味に否定しすぎじゃない? と。

それに、想の耳が聴こえづらくなっていることに、いち早く気付いたのも律子でした。高校時代の想が、「幼少期の僕は言葉の遅い子で、母はひどく心配したらしい」と言っているところも、律子の周辺には何らかの障がいを抱えている人がいたのでは? と匂わせているような気がします。

春尾(風間俊介)と、奈々(夏帆)は元恋人?言葉や表情から分析

第2話で、「この人に出会わなければ、こんなに悲しい思いしなくてすんだのにって思うこと、ありません?」と言っていた春尾(風間俊介)。少し冷酷な雰囲気を纏っている彼にも、心から愛した人がいた。そして、その相手は、奈々(夏帆)なのでは? 就活でアピールするために手話を始めたというのはダミーで、本当は奈々とコミュニケーションを取るために、勉強したのかもしれません。

「ろう者の8割くらいが、ろう者同士と結婚するんです。ろう者同士の方が、幸せってことですかね?」という発言もすごく気になる。好きだったのに、耳のことが原因で別れなければならなくなってしまったのか。奈々が手話教室のチラシを見た時に、ちょっぴり気まずそうな顔をしたのも、春尾のことを思い出したからなのか?

中盤に差し掛かり、どんどん深みを増してきた『silent』。これからも、じっくり考察しながら、楽しんでいきたいと思います!