妻VS浮気相手。その勝敗を分ける「ある要因」とは...

一方、戦闘モード全開な新名の妻・楓が、結衣花と同じように怯えるみちに、何気に撃退されているのも興味深かったです。

当初は一方的に責められていたみちですが「たかがレスごときで」と吐き捨てた楓に何かのスイッチが入ったよう。

「拒否されている側にとっては“たかが”じゃないんです」と、弱々しい涙声のまま、淡々とレスの辛さを語り始めたのです。要は、楓とのセックスレスに苦しんでいた新名の代弁をしたんですね。みちの反撃に楓は言い返すことができず退散しました。

ここで一つ気づいたのは、女同士のバトルの勝敗の分けた要因。

立場の強弱はあれど、結局のところ、勝者は「彼への気持ちが強い方」だったように筆者は思えました。

結衣花を詰めた不倫相手の妻は憎しみ満載とはいえ「深く傷ついている=それだけ夫を大事に思っていた」と言えるし、楓の圧に震え上がっていたみちが夫にさえ訴えられないセックスレスの辛さをつらつらと言語化できたのは、新名を庇い、思いやる気持ちから。

結衣花は元不倫相手に気持ちが残っていないので応戦する気力は当然なかったし、けれど楓はどうでしょうか。

個人的な見解ですが、楓は夫を思うというよりは「浮気されたこと」「自分の夫が他の女に手を出されたこと」にプライドを傷つけられている面が大きいように感じました。実際「わからない、どうしてあなたと」と、みちに対してマウントのような発言もしています。

美人で優秀、弁も立つはずの楓がみちの前から逃げるように去ったときは「ある意味、“愛は勝つ”…なの?」と思ってしまいました。

そんな修羅場を経ても、それぞれ結婚生活を続けなければならないみちと新名夫婦

7話で夫から「一度だけみちを裏切った」と浮気を告白されたみちは深くショックを受けましたが、多少よそよそしくも表面的にはこれまでと変わらない生活を続けています(やっぱり女は器用ですね…)。

けれど新名は…浮気がバレたのは自分であるにも関わらず、どうしても妻の楓に優しく接することができない様子。

冷たい夫に、まだ彼女が好きなのか? と妻が聞いても「もう終わったんだ」としか答えないシーンは何とも残酷で、余裕でまだ好きなのがバレバレ。「もう好きじゃない」と一言答えてしまえば妻はそれなりに落ち着くだろうに、嘘がつけない男も罪深いですね(とはいえ、平気で嘘をつく男も勘弁ですが......塩梅が難しいです)。

そんな中、ひょんなことから夜のオフィスで2人きりになってしまったみちと新名。

2人はこれまでの気持ちに蓋をし、あくまでも“同僚”として接しますが、お互いにまだ気持ちが残っているし、そもそも性格的な相性が良いのか、ほんわかした空気が流れていました。今となっては違和感まみれの家庭での2人の姿とは対照的です。

こうなると、本来は安全・安心の場所であるはずの「家庭」「結婚生活」って、一体何なんだろう…と思ってしまいます。人を好きになってしまった気持ちはどうしようもない。意識は完全に外を向いているのに、家の中にはパートナーがいて、うまくやらなくてはいけないというルール。籍が入っている限りは、一生です。辛い…。

とはいえ、一応は修復を試みている二組の夫婦。

8話のラストではいよいよ根本的な原因だったセックスレスからの脱却…!? と思いきや、これまでセックスを望んでいたみちと新名がそれぞれ「ごめん」と相手を拒んでしまう展開に。みちの夫・陽一(永山瑛太)も楓も、「まさか自分が拒まれるなんて」と撃沈。

みちの心の声「心が…動かなかった」というセリフが響きました。

次回予告では、今度は陽一に近く引き続き戦闘モードの楓、「その先は、光か、闇か」という文字とともに、手を繋いで走るみちと新名の姿が…。来週が待ち遠しいです!!

太もも×ミニ丈ワンピにキュン♡抜群のスタイルで話題のあの人に美ボディの秘訣を聞いてみた

休井美郷、むちむち美脚を大胆披露!むくみケアに必須のアイテムって?