サニタリーショーツと普通のショーツの違い
サニタリーショーツには「クロッチ」と呼ばれる部分があり、快適に使用できるよう工夫がされています。クロッチは股の部分のことです。生地が二重構造のものや、防水加工がされているものもあります。生地はザラザラした質感の違う生地が使われることが多く、ナプキンが剥がれにくくなっています。
サニタリーショーツのメリット
生理期間中はどうしてもナプキンの使用や経血で蒸れやすいものです。サニタリーショーツは蒸れにくく、匂いにくいよう工夫がされています。また、防水性に優れているため経血が漏れにくく、また経血で汚れてしまっても落としやすくなっています。
さらに、サニタリーショーツの生地は伸縮性があり、体にフィットしやすくなっています。そのため、運動など体を動かしてもナプキンがずれにくく安心です。
このように優れた機能で生理中も快適に過ごすことができます。
サニタリーショーツのデメリット
一方で、サニタリーショーツは締め付け感や厚さがある点がデメリットと言えます。生理中はゆったり過ごしたいと考えているのに、腰回りや足回りの締め付けが強いサニタリーショーツを履くのは気が進まない場合もあるかもしれません。また、大事な仕事の日にサニタリーショーツを履くことでシルエットに響いていないか気になる場合もあるでしょう。
サニタリーショーツの選び方
サニタリーショーツにはさまざまなタイプがあります。シーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。
〇経血の量が多い時
ハイウエストのタイプがおすすめです。お臍の上までショーツがかかるので冷えを予防することができます。
〇履き心地を重視したい人
ショートタイプなら普段のショーツと違和感なく履くことができます。股上が浅いローライズタイプもあります。
〇シルエットに響かないか心配な時
縫い目のないシームレスなタイプを選びましょう。縫い目が当たらないので肌に優しいのも嬉しいですね。
〇通気性の良いもの・肌に優しいものを選びたい人
綿を多く使ったサニタリーショーツがおすすめです。
ナプキンのずれが気になる人は、バックギャザータイプを選ぶとフィット感が増すので安心して過ごせますよ。
サニタリーショーツの洗い方
経血がついてしまったサニタリーショーツの基本の洗い方は、手洗い・洗濯・干すの3ステップです。
①まずは手洗い
経血はタンパク質を多く含みます。50℃以上のお湯で洗うと固まりやすく、シミになってしまうため注意が必要です。そのため、30℃以下のぬるま湯か水で手洗いしましょう。
②洗濯
時間が経つと汚れは取れにくくなってしまうので、できるだけ早く対処することが大切です。すぐに洗濯ができない場合は、洗剤を溶かした水につけ置きしておくと良いでしょう。
③干す
クロッチを内側にして干しましょう。洗濯バサミはウエスト部分を二箇所止めるのがおすすめです。
おすすめのサニタリーショーツ3選
ここからはサニタリーショーツのおすすめを3つご紹介します。
ワコールのGOCOCi(ゴコチ)サニタリーショーツ
ワコールのGOCOCiは生理日でもオシャレを楽しめるサニタリーショーツです。総レースやプリントなど種類が多く、好みのデザインを選ぶだけで気分が上がります。裾は波形の曲線なので響きにくいデザインになっています。ダブルクロッチ構造で羽付きのナプキンも使用できますよ。
こんなオシャレなサニタリーショーツなら、ブルーな気分になりがちな生理日も気分良く過ごすことができそうです。
グラモアの腹巻サニタリーパンツ
グラモアの腹巻サニタリーショーツは、名前の通りお腹の部分が腹巻のようにすっぽりと隠れるサニタリーパンツです。おなかを温めてくれるため、生理痛がつらい人や冷え性の人におすすめです。冬場だけでなく夏場の冷房対策にも使えます。履くだけで温活しちゃいましょう。
ロリエのアクティブガードデスクワークガードタイプ M
ロリエのアクティブガードデスクワークガードタイプはワイドな防水布で横モレをしっかりガードしてくれます。クロッチも二重になっており、仕事で長時間座りっぱなしの日でも安心して過ごすことができますよ。
肌に優しいコットンを使用している点や、ウエストや足回りは締め付け感がない点も嬉しいポイントです。
まとめ
サニタリーショーツはさまざまなタイプがあるため、シーンに合わせて使い分けられると生理中でも心地よく過ごすことができます。せっかくなら気分良く過ごせるよう、ショーツも楽しみながら選びたいですね。
文/森野かおり