「鏡の前で自分喋りをすることが、自己肯定感に繋がっています」

3代目バチェロレッテ・武井亜樹 撮影/松本有隆

――今回、『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン3に参加しようと思った理由を教えてください。

「もともとは知り合いが応募してくれていたのですが、せっかく巡り巡ってきたチャンスだから、一歩踏み出してみようかなと思ったのがきっかけです。ちょうどキャリアチェンジしたタイミングだったので、今なら旅に出られる!と思ったのもあります。私は恋愛に慎重なタイプなので、最初にデートに行くというハードルがかなり高いんです。日常でいきなりデートに誘われたりしてもなんか怖いと思っちゃうし、“何も知らないあなたと一緒にご飯へ行く前に、知らなくちゃいけないことがあるのに”と感じてしまって。だから逆に、バチェロレッテでの旅のほうが、その壁を超えられるのではないかなと思っていました」

――初めて男性陣と会うレッドカーペットが第一話の見どころの一つですが、実際に印象的だった自己紹介はありますか?

「みなさん自分の良いところを見せないといけないと思っていた方が多いからか、ショーを観ているかのような感覚になる自己紹介が多かったのですが、私、恋愛ではそういう姿を見てもあまり好きにならないんです。だからといってすごい仕事をしているからとか、その人が持っている肩書で好きになるということでもないのですが…。私が一方的に観ている感覚がなくて、スッと会話ができるような自己紹介の方は印象的でした」

――武井さんはどんなタイプの男性が好きですか?

「集団の中にいるときに人望が厚かったり、リーダーシップがあったり、困っているときに引っ張ってくれる男性はすごくかっこいいなと思います。私自身、自分のことは自分でできるタイプなので、二人きりのときに引っ張っていってほしいという考えはないのですが、仕事といった場面で大勢の人たちをまとめて引っ張っていくことができる人は、やっぱり尊敬します。私と二人のときは、引っ張りすぎるよりも良い意味でお互いがバランスを取り合えるのが理想です」

3代目バチェロレッテ・武井亜樹 撮影/松本有隆

「自分のことを自由人だと思います」

――最近流行りのMBTI診断。ズバリ、結果は何タイプですか?

「昨日(取材当時)診断したときは、ENFP(運動家)でした! でも私今まで何度も調べているんですけど、毎回違うんですよね(笑)。INTP(倫理学者)だったり、ENTP(討論者)だったり。ただ、“NP”だけ共通しているのでその意味を調べたら、“自由人”でした。私も自分のことを自由人だと思います。友達と旅行するときも、別行動をすることが多いんです。私は朝ランニングしたりジムに行くことが好きなので、友達みんなが起きる前にジムに行って、帰ってきてから朝食をゆっくり食べたり。みんなが観光しているときはホテルで一人昼寝して、夜ご飯だけ参加したりもします」

――まさに自由人! 武井さんは、同性から見ても憧れる完璧な女性だと感じるのですが、ご自身で弱点だなと思うところはありますか?

バチェロレッテを全話見ていただいたら、私が全然完璧なタイプではないということがわかると思います(笑)。お仕事の面では完璧主義なので、頑張り切りたいと思うけど、プライベートは本当にエネルギーを使わないんです。だから友達との旅行もマイペースになるのですが、面倒くさがりだし、土日はどっちも寝ちゃうことも多いですよ。でも、基本的に自己肯定感は高い方かな

――今後の配信が楽しみです(笑)。普段、自己肯定感を高めるためにしていることありますか?

「小さい頃からの癖なんですが、自分の部屋にある鏡の前やベッドの上、洗面台の前などで、自分の考えや思ったことや出来事などに対してずっと喋ります。白紙のノートに書いたりもするんですが、これをすると頭の中で整理されるんですよね。友達に言ったりSNSに投稿するわけではないので、他人からのコメントやフィードバックが来ないじゃないですか。だからこそ、私はこういうことを考える人間だったな、と自分の考えがまとまったり、これは頑張ったけどしょうがないよね、と認めたり、全部自分で解決できるんです。もちろん、発散したいときや寂しいときは、友達に話すこともあるけど、将来のことや仕事のこと、価値観に関することは、自分で一人喋りをしてスッキリすることが多いです。自分でも気付かないで喋っていることもあるので、たまたまその場にいた友達にはびっくりされることもありますが(笑)、自然と自己分析もできるので、自信を持つためにも大切だなと思っています

3代目バチェロレッテ・武井亜樹 撮影/松本有隆

――武井さんにとって、どのようなものが“真実の愛”、“結婚”ですか?

真実の愛は、育てるものだと思っています。一気に盛り上がって“かっこいい!”、“好き!”となるよりも、何か大変なことがあったり、試練に立ち向かうときに一緒に乗り越えたなとか、あんな大変なときでも離れないで一緒にいられたなとか、そういうものがどんどん積み重なって、真実の愛になるのではないかなと。結婚に関しては、最近はいろいろな形がありますが、個人的にはすごく古風なものに憧れがありますね。好きな人と結婚して、子供が生まれたら家族旅行がしたいです」

――ありがとうございます。それでは最後に、arwebの読者に伝えたいことをお願いします!

恋愛において、自分自身をすごく大切に扱っているのを男性に見せるということは、長期的な目で見たらとても大切なことだと思います。人間はみんな弱い生き物なので、何をしても許される相手だと思われたら、甘えるし、雑に扱うと思うんです。だから、いきなり呼び出されて会いに行っちゃうなんてことはせず、“あなたのことは気になるけど、大切に扱ってくれない人とは一緒にいれません”と伝えることで、パワーバランスがイコールになると思っています。自分が幸せになるために、自分を大切にできるといいなと思います!」


Photo: Yutaka Matsumoto
Text: Natsumi Takahashi(Spacy72)

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