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スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。出演作の公開を目前に控えた彼らの素顔に迫ります。
今回は、8/30公開の映画『マンガ家、堀マモル』主演の山下幸輝さんのインタビューをお届けします!
2001年11月7日生まれ、大阪府出身。2020年、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストとなり、ドラマ『君の花になる』の「8LOOM」メンバーに抜擢。他の出演作にドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』『アンチヒーロー』などがある。現在、『ビリオン×スクール』が放送中。
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映画『マンガ家、堀マモル』に出演
「僕が演じる堀 マモルは、相手に気を使って本音を言えないところがあります。脚本を読みながら、その心境にめちゃめちゃ共感しました。僕はそれでも〝あの時に言わなくてよかったことなんだ〟と納得できるタイプ。マモルほどやりきれなかった想いを抱くことはないんですけど、いろんなシーンで感情移入できるキャラクターだったので、役として作り込みすぎず、自然体で演じることにしました。
ある程度イメージを固めたのは、身体の使い方。ちょっとズレてると言われるマモルの性格をたどたどしい歩き方で表現してみたり、漫画家っぽい猫背の姿勢を芝居に取り入れました。漫画を描くシーンは、プロの方にご指導いただきながら撮影しました。原稿用紙を斜めにして描いたり、独特なペンの持ち方、運び方を練習しているうちに、どんどん楽しくなってきて。今度、自分でも趣味として絵を描いてみたくなりました!」
映画の見どころ
「僕はまだ主演経験が少ないので、現場では変に気張ることはせず、素の感じで過ごしていました。その立ち居振る舞いが『マモルっぽい』と周りに言ってもらえたのもあって、やっぱりこの役と自分は似てるんだなと再確認。キャストやスタッフのみなさんと『よし、やるよ~!』と声をかけ合いながら、いい雰囲気で撮影できてよかったです。
3人の幽霊の思い出を漫画にしていく物語の中で、小学生の海くんがお母さんに気持ちを伝えられないエピソードは個人的に感動しました。僕の場合、大人になった今もイベントをやるたびに家族が観に来てくれます。それはとても幸せで、ありがたいことだと思うので、幽霊の海くんがお母さんを求める気持ちにジーンときました。
この映画は、気持ちを伝えることができない人に、勇気をくれる作品です。僕は観終わった後の、その先の物語を想像してみました。漫画を描き続けるマモルが、一生懸命に机に向かっている姿を思い浮かべてクスッとなったので、みなさんにもぜひ、そんな温かい気持ちになってほしいです。」
映画情報『マンガ家、堀マモル』
スランプ中の漫画家・堀 マモル(山下幸輝)の前に、「漫画を描かせてあげる」という3人の幽霊たちが現れた。小学生の海は仕事に追われる母親に「寂しい」と伝えられなかった想いを、中学生の樹は信頼する教師に素直になれなかった想いを、高校生の愛は一緒に夢をかなえようと誓った友への想いを。マモルは3人の話をマンガに描き上げていくと、心に潜む過去の記憶が呼び起こされる…。出演/山下幸輝、桃果 他 配給/NAKACHIKA PICTURES 8/30公開
Styling:Iwata Tomohiro
Hair Makeup:meg.
Text:Iida Honoka
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