Q 朝食抜きってなんでNG?

A 朝食抜きの1日2食は太る原因に…

「朝食抜きの2食は、ズバリお相撲さんがカラダを大きくするためにしている食生活。一般の人がマネをしたら太る原因に。さらに、朝食抜きは昼食までのエネルギー源が体内に蓄えられた脂肪のみです。『それっていいことじゃん!』と思うかもしれませんが、脳のエネルギー源は99%が糖質。体内で脂肪から糖質をつくり出すことはできますが、朝食を食べるよりもずっと時間がかかるので、午前中の脳の働きが低下してしまいます」

Q 甘いものってやっぱり悪者?

A 無理に制限しないで。“ひとかけ”なら食べてよし

「糖質を制限する人が増えていますが、糖質が足りないとイライラしやすくなり、満腹感や満足感が得られないため、長続きせず、リバウンドしやすいもの。甘いものを食べるなら”ひとかけ”食べるのが有効です。脳のエネルギー源は99%以上が糖質なので、消化の工程をショートカットできる砂糖がカンフル剤として適任。ただし食べるなら明るい時間帯に、しかも食べすぎないこと。疲れた時は甘いもので心と頭に潤いを!」

Q 油は美容の大敵?

A 適量の油は必要です

炭水化物やたんぱく質とともに3大栄養素の一つである脂質。高カロリーなので何かと悪者に思われがちだけど…。「脂質は選び方に注意が必要。脂質の中には体内で合成できないものもあり、それらは食品から摂る必要があります。例えばn-6系はごま油、大豆油、コーン油などの植物性油脂に多く含まれ、n-3系はいわしやまぐろ、さんまなどの魚油に多く含まれていますが、これらは動脈硬化を防いだり、血中のコレステロール値を低下させるなど生活習慣病の予防にも効果的。さらに、油分を摂らないと便秘傾向を悪化させる場合も。適量の油は必要です!」

教えてくれたのは 平井千里先生
管理栄養士、All About実践栄養ガイド。栄養相談を行なうかたわら、メタボの対処方法を発信。リバウンドしない健康なカラダづくりを提案。ブログ〜ダイエットの特等席へようこそ〜 ameblo.jp/chisapyi-diet