初代バチェロレッテ・福田萌子がみなさんのお悩みに答えます♡
恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』で、初代バチェロレッテに選ばれた福田萌子さん。配信が始まると、恋愛に対するマインドや男性たちへの心遣いが「素敵すぎる」と一躍話題に!
どうしたら素敵な男性と出会えるの?
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世の女性たちの色とりどりな恋のお悩み、萌子さんが受け止めます♡
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時に励まし合い、楽しい時間を共有してきた友人…これからの関係をどうすべきでしょうか?
vol.109
お悩み
私の妊娠がきっかけで10年来の親友と心の距離ができてしまいました。これからの関係をどうすべき?
10年来の友人と心の距離ができてしまいました。きっかけは私の妊娠で、私が授かったのと同時期くらいに彼女は不妊治療を始めたと話してくれました。その後、妊娠した私に会うことが今は辛いということも、話してくれました。言わずにそれとなく距離を置くこともできたのに、そうはしなかった彼女のまっすぐさや強さが昔から好きだったので、正直に話してくれてありがとうという気持ちと共に、悲しさもありました。
私自身も結婚前から婦人科に通っていて、妊娠しづらい体で(彼女にも当時話していました)授かった命だったので、出来れば一緒に喜んでもらいたかったのもありますが、それ以上に必死に生きようとしているお腹の子が彼女を苦しめる理由になってしまったことが辛くてたまりませんでした。
それでもまたいつか会えるようになるまで待つつもりで過ごし、産後会う機会があったのですが、結局以前のような関係性には戻れないのだなと痛感してしまいました。彼女とはしんどい時は励まし合って、楽しいことをたくさん共有してきて、私にとっては大切な人です。今はまだ距離を置くべきときなのかと思いながらも関係の修復を諦めたくない気持ちと、期待してまたダメだったと胸が痛くなるのが辛い気持ちで葛藤しています。
今後も会おうと思えば会う機会はあるのですが、どうしていくのが互いにとっていいものか悩んでいます。萌子さんのご意見をお聞かせいただければ幸いです。
【行動】は、近くでアクションを起こし連絡をし続ける事だけではないはず
本当にご友人の事が大好きなのですね。
人生のなかで想い入れが強い〝心に居る人〟に巡り会えたのはとても素敵な事ですよね。
大好きで強い想いがあるからこそ、悲しくなる気持ちが大きい事もよく分かります。
2人の関係はおふたりにしか分からないことだと思いますが、私が提案をさせていただけるとしたら…その相談者さんの彼女に対する大きな【愛情】を「近くにいたい」という想いから「遠く離れたところから見守る」という表現に切り替えてみるのはいかがでしょうか。
彼女の誠実でまっすぐさは、相談者さんがおっしゃっている通り、何も言わずにそれとなく距離を置くこともできたけれど相談者さんに今の気持ちを伝えたことに表れていると思います。辛い時は励まし合い、楽しい事を共有してきた大切な友人の【妊娠、出産】という人生の大きな出来事であり幸せを、近くで感じ、支えられないのは彼女にとっても凄く辛い事だと思います。相談者さんの妊娠を喜んでいる気持ちと、きっとこのまま近くにいたら相談者さんに向ける感情が単純な喜びではなく、嫉妬に変わってしまいお互いにとって良い状態にならないと感じているのではないでしょうか。それを伝えるのには、とても勇気がいる行為だったと思います。
相談者さんは以前のような関係に戻りたいと強く思っていらっしゃるので、1、2年が長いように感じて、もう心が近くなる事はないと感じているかもしれませんが、ご友人はもしかしたら10年、15年ほど必要なのかもしれません。
なので、関係をまた以前のように戻したいと愛情を向けるのではなく、『連絡をとらない期間が何年経とうとずっと彼女のことを想っている。サポートを必要としてくれた時にはいつでも寄り添う準備をして遠くから心のなかで応援しよう』という愛情表現に変換してみてはいかがでしょうか?
今後のことは、何が起こるか分かりません。ですが相手の事を本当に想って行動していれば、人生のなかでまた交わる事があると私は信じています。
【行動】は、近くでアクションを起こし連絡をし続ける事だけではありません。自分の気持ちを止めて、相手にとって何が良いのかを考え距離を置く事も行動なのではないかしら?
不妊治療をされていらっしゃるという事は、心身ともに健康な状態でいられる時間がとても少ないのではないかと思います。不妊治療の大変さをすべて知っているわけではありませんが、私も不妊治療の一部である採卵という行程を卵子凍結のために行った事があります。採卵の手術自体は30分で終わるのですが、そこに至るまで、手術後は壮絶でした。
まず採卵の準備は生理が始まってから3日以内にはじまります。PMSがあるなか誘発剤を毎日自分で打ち、服用している薬の副作用でむくみや倦怠感が出てきます。特にひどかったのはお腹が張ってきて採卵の前日には妊娠8ヶ月ほどのお腹になりました。2週間ほど誘発剤を打つのですが、その期間の苦しさや何とは言い切れない不調さ、ちょっとした吐き気は、まるでつわりのようだと思ったのを覚えています。
成熟卵を一度にたくさんとるために、卵胞を3センチほどまで大きくするようなので、お腹の張りも納得です。そして採卵は、病院にもよるようですが全身麻酔で行います。全身麻酔で身体の負担があるのはもちろん、約6週間の免疫低下があり、体調崩すと悪化する確率が高くなります。見た目に傷はありませんが、手術で子宮は内出血をし、大怪我をしている状態だと思います。
その後、薬の副作用から便秘になったり、頭痛やめまいがあったり…と身体は不調だらけです。そんな中、また生理がやってきて私の場合は動けない日が続きました。日常生活に支障なく過ごせるようになってからも、本来なら10ヶ月かけて肋骨や骨盤を開き、身体に負担がないようにお腹を大きくしていく作業を無理やり2週間でしたことによるダメージで身体中が痛く、また産後のように腹筋の感覚も鈍くなりました。
ようやく日常が楽しめるようになったのは誘発剤を打ち出してから1ヶ月半後。そしてしばらくするとまた生理が始まります。私は標準量の卵子を凍結できた事もあり継続しないことを決めましたが、もう少し採卵したい方は今度の生理からまた誘発剤を打ち出すことになります。
不妊治療をされる方は採卵がうまくいかないケースが多いそうなので、やっと体調が戻り出した頃からまた体調不良へと向かいます。
身体への負担はもちろんですが、採卵できたかどうか、今後子どもを授かることができるのかどうかと不安になり、気持ちへの負担も大きいはずです。何よりもいつか子どもを授かりたいと思った時のために採卵をする卵子凍結と違い、今すぐにでも授かりたいと思っているのにうまくいかない状況にいらっしゃるのは、同じ『採卵』という行程でも気持ちのあり方が違うのかなと思います。
人の身体の感じ方はそれぞれなので、個人差はあるはずですが、私にとって採卵はもう二度と同じ状態になりたくないと思うほど辛いものでした。
そしてこれが子どもを授かるまでの行程のほんの一部だと思うと、不妊治療はとても大変なのだと、少し具体的に想像ができます。
身体も心も健康でいられる時間が限られているという事は、気持ちが弱くなったりネガティブな思考が生まれやすくなったりもするのではないでしょうか。自分で気持ちをコントロール出来ずに攻撃的になってしまう方もいると聞いたこともあります。
そんな不安定な中でも、相談者さんに誠実にまっすぐにご自身の気持ちを伝えたご友人は、素晴らしい人間性なのだと感じます。愛に溢れた相談者さんと親友なのも納得できます。
相談者さんの愛情は絶対に伝わっているはずです。
またいつか交わる時がきた時に、以前のような関係に戻るのではなく、これからの関係を築いていけるように、今は遠くから【想う】ことだけで十分なのではないでしょうか。
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