名刺男は必ず破滅する
では、男性を見極める教訓をお伝えしましょう
お願いします!
ビジネスの場以外で、名刺を簡単に出す男は全員ダメ男
おおお!
例外は<個人事業主>と<創業オーナー>です。あと「プライベート用の名刺(社名等がない名刺)」を持っている方がいらっしゃいますが、それもセーフ。その場合を除き、プライベートの場でサラリーマンの名刺を気軽に出す人間は全員ダメ男ですので、法則として覚えてしまって問題ありません。
なんとなく言いたいことは判るんですが、なんでですか?
「自分ではなく、自分の肩書きを自慢するのは、自分には何もないから」という話は皆さま簡単にご理解頂けることと思います。ようするに自分に自慢することがないから、肩書きを自慢するしかない、ということですね
しかし、もう1つ重要なのが「名刺の意味」ということです
名刺の意味?
名刺を出す、ということは「個人」ではなく「企業に勤める人」として貴方と接します、という意味に他なりません。
例えば富島さんの名刺には「主婦と生活社」と書かれていますが、その名刺を私に渡している以上、私から見れば「主婦と生活社の富島さん」なのです。
そうですね……
その富島さんが何かしらの問題を起こしたら、法的にどうあれ、私は「主婦と生活社という会社は酷い会社だ!」と思うことでしょう。もし富島さんが逮捕されれば「主婦と生活社の富島容疑者は〜」と報道される。
名刺とはそういうものなのです。これまでに何千何万という人たちが積み上げてきた「企業」というブランドは、たかだか社員に過ぎない程度の人間が自由に使っていいものではない。業務に関する時に限り、そのブランド名を使うことを許可されていると考えなければなりません。
な、なるほど……
そう言う意味では仕事ではない時に会社の名刺を出す人間は、ブランド、つまり会社の信用を横領しているのです。もちろん信用できる相手に自分の勤め先を伝えるというくらいのことは構いませんが、少なくとも初対面の相手に言うようなことでもないでしょう。
これから口説こうとしている時なんて以ての外。男女の恋愛なんてトラブルが起きる可能性が極めて高いのですから、会社に影響が及ばぬように決して口に出すな、と私は思っています。
……な、なるほど
……ちなみに女性も結構同じミスをしますので注意が必要です。
え!?
合コンなどのプライベートの場で、やたらと会社名を聞き出そうとする女性がいますが、あれは相手の男性の地位が高ければ高いほど、まともであればあるほど「馬鹿な女だ」と呆れられます。
そ、そうなんですか!?
まともな男は「会社名」を出すことがどう言う意味なのかきちんと考えています。経営者は特に。「ここで私に会社名を言わせるということは、君とはビジネスとしての関係以外は築けなくなるがいいのかい?」とか思われているかもしれませんね。
えっ……
女性が合コンで会社名を聞きたがる理由は分かりますが、失礼を承知で言えば「聞く女」も「答える男」も、迂闊すぎるとしか思えない。
少なくとも私は、合コンや街コン、ナンパなんていう場では、自分の企業名を伝えるほど相手に信用を置いていません。言わない男は信用できない、という女性の意見は分かりますが、女性の事情ではなく、こちらの事情でそんなに気軽には言えないのです。
会社の名前を自由に使っていいほど、偉い立場ではありませんので
逆に言えば、合コンやナンパでポンポン会社名を言う男は、一流ではないので何かの目安にして頂ければと思います。
その一言を平然と言ってしまうような無神経で警戒心のない男は必ず大きな失敗をする。だから名刺男は必ず破滅するのです。
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