スッキリさせる3か条

1、相手が言葉で伝えないことは、存在しないと考える

相手がどう思っているかわからなくても、気にしない。いつも気を利かせていると相手もそれに甘えて、「なんでわかってくれないの」と、急なすれ違いを生むことも。「相手が発言してないことは存在しない」くらいに考えてしまった方が、気持ちいい関係を築けます。

2、むやみにアドバイスをしない

アドバイスは、どんなものでも相手を否定する要素が含まれます。それが優しさゆえだとしても、やたらとするのはトラブルの元。

3、「群れてないとイジめられる信仰」をやめる

大人になるば、“集団から外れるとイジめられる”という実態は、想像しているよりもきっと少ないはずです。集団全員と折り合いをつけるよりも、個々人と仲良くするという発想の方が、それぞれと深い関係が築け、結果的に集団の中でも心地よく過ごせるでしょう。

雌ガールのお悩み相談

Q ネガティブな友達を褒めるのに疲れます。悪い子ではないので、付き合いをゼロにはしたくないのですが…。

A 相談されても“共感”くらいに留めて

正直、そういう人とはできるだけの距離を置いた方がいいです。話を聞くにしても、アドバイスは否定につながるので相手の自信を失わせますし、話も無駄に長引きます。「それは辛かったね」と共感を示すくらいにしたほうが、お互いの精神衛生上よいでしょう。

Q グループラインで、いつでもすぐ返信しないといけない雰囲気に疲れています。

A “スマホ苦手キャラ”を定着させる

返信が遅いと「私は大切にされていない?」と感じるから、問題になるわけです。そうではなく、遅いのはスマホを操作するのが苦手とか、ちょとノロマだから…と、“自分の性格の問題”と演出してみて。一種の“ダメキャラ”認定が定着すればストレスも減るハズ。

教えてくれたのは 精神科医 水島広子さん

慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、対人関係療法専門クリニック院長などを務める。女性同士の関係の悩みにフォーカスした『整理整頓女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)など著者も多数。