おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑音楽家時のタカハシさん (c)勝永裕介
↑特撮おタク時のタカハシさん
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今回は、モテに直結!? 聞き上手になる方法について。
聞き上手な女性の条件?
婚活とかでよく”聞き上手な女性はモテる”って言われますが、どんな人がずばり、聞き上手なんでしょうか?(おーちゃんさん・29歳)
「いつも言ってますが、いきなり聞き上手な赤ん坊はいない! そんなやつ怖い! これはもう練習したら誰でもうまくなると思います」
ーほう。本当かなぁ? 誰か聞き上手だと思った人っていますか?
「聞き上手だなと思ったのは、高橋みなみさん。ラジオに出演したんですけど、すっごい気分よくなって帰った。やっぱり長く番組をやられてて色んな人の話を聞いてるから、うまくなったんだと思います」
ーあぁ、たしかに! たかみなさんのすごいところって具体的にはどんな部分ですか?
「まず、びっくり仕方がよかったね。大げさに驚かれたらそれだけで盛り上がります。かつ、必要なところを拾い、膨らませるところに突っ込む。要は、こっち側の話の運び方を察知した上で先回りしてる感じ」
ー先回り!
「ひとつの会話っていくつかのパーツに分かれますけど、実は大部分はノイズ=重要じゃない部分なんですよ。喋ってる本人にとっても、最重要じゃない部分っていうのが多いわけです。前菜みたいな。相手がどこの部分をメインディッシュにしたいかを分かっている感じ」
ーそういう時って、たかみなさんは聞いてる側だけど、ある程度ご自身も発言されるんですか?
「してましたね。しかも入り方も絶妙で、自分のエピソードもうまく挟んでくるんだよね。最後に”じつは私も1個あって…”みたいに話し始めて。ちゃんと自分の意見も最後に1個残していくっていうのが、やるな〜と思った」
ープロですね〜。絶妙!
「こっちがお金払ったほうがいいんじゃないか…って。たかみなさんに話を聞いてもらう店。」
ーへぇ〜! そういう聞き上手な人って、自分が聞き上手だって自分で分かるんですかね?
「分かると思うよ」
ー自分喋る側の時は、うまく喋れたら相手が笑ったりするから、ある程度分かるじゃないですか。聞く側のスキルとなると、自分の評価が分かりにくくないですか?
「でも相手がだんだん盛り上がっていく感じっていうのはあると思う。グルーヴが生まれてる感じはなんとなく分かると思うけどな。熱気のあるセッションになってるっていう」
ーそうか。うまく聞けてる時は自分で分かるんですね。
「だから聞き上手の条件って意味では、どの部分が相手の一番言いたいポイントなのかっていうのを察知するってことかな」
ーなるほどなぁ。でもめっちゃ難しくないですか、それ。
「話すのが苦手な人って、結局全部を並列にのっぺり喋っちゃうんです。結局何の話だったんだ…?っていう。聞き上手を目指すなら、その大事なところを嗅ぎ分けましょう。誰だって会話という荒野で道に迷うんです…そういう時に、導いてあげられるガイドさんになるんです…」
ーはぁ…難易度高そうです…。
「まぁ、ちょっと中級者向けな感じするんでs、まずは表情豊かってことから始めましょう。多少オーバーでもいい。聞き上手を目指すなら、とりあえず表情が豊かってとこからスタート。アンチエイジングの顔面体操と思って、とりあえず顔動かしとこう!」
ーお〜、なるほど。表情豊かに聞くことなら、今すぐできそうですね。勉強になります!
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