「昔は無意味にいつまでもトライし続けたりもしてました。でも今はあまりしないかな」
―なるほど。つまりおタクの皆さんはその経験値があるから無駄な課金はしないけれど、一般人もそういう経験を一度はしてみてもいいんじゃないかいうことですか?
「いや、でも経験者の意見を聞いてください! やめどきとしてひとつ言えるのは、たとえばすっごい忙しくなって一時期そのゲームをやれなくなる期間ができたりするでしょ。過ぎてみると意外とどうでもよくなってたりするんだよ」
―はい、はい。わかります。
「暇な時は”どのキャラも絶対逃さずゲットしなきゃ!”と思ってずーっとやっちゃうけど、1回離れるとどうでもよくなって、自分でも”意外とどうでもよかったんだな”って気づくものだよ」
―なるほど。1回離れてみて、わかるんですね。あの、ガチャみたいな100%運だけのものじゃなくて、たとえば課金でスタミナを買う系のものに関してはどうですか?
「あ~、それは難しいね。でもスタミナ買ってでもやりたいくらい、ゲーム自体が面白いってことなら、やったらいいんじゃない?」
―いや、それじゃまみさんの答えになってません!(笑)
「ガチャとかじゃなくて、ゲームが死ぬほど面白いんだったら、そのゲームに対価を払うのは当然。そうしないとゲームは続かないし。いいことだよ」
―おタクの正論で返されましても。
「じゃあ、スタミナ系のゲームをいっぱい色々やるっていうのは? で、順番にやってればそのうちスタミナ貯まるよ」
―廃人への道じゃないですか。ちなみにおタクの皆さんにとって、スマホゲームというのは娯楽としての立ち位置はどのあたりなんですか?
「かなり低いと思います。モノとして残らないから。自分の好きなものに関するゲームは一通りは当然やるけど、いずれ消えるものだっていう理解のもとでやってるから、ちょっと切ないよね。言ってみたらお布施ですよ。そのコンテンツにお金を払いたい!っていうことで、大きな見返りは求めない。けなげな課金ですよ…」
―けなげ…。さて、まみさんはどうしたらいいでしょうか。
「ソシャゲの怖いところは、クリアがないっていうこと。ファミコンとか買い切り型のゲームだと、どんなにハマっても全クリすれば終わりだけど、ソシャゲはいつまででも課金させるように作られてる、そして、突然終わる」
ー終わるんですか?
「いや、本当にね、やりこんでたゲームがいきなりサービス終了するって経験をすると、身をもってわかるんだよ。ソシャゲの儚さが。だから皆さんにも想像してみてほしい。マジで突然終わるから」
―どんな感じなんですか?
「突然、すごい強いキャラとかをタダで配り始めたりするんだよ。あれ?どうしたんだろう!?太っ腹だな~って思ったら、それはもう終了の合図。それまで”スーパーレア”が最上位だったのに、突然”ハイパーレア”とか”ウルトラレア”とか言い始めたらもう、終わりは近いです。最後にガーッと稼いで終わろうとしてるっていうのが察知できるようになった。これは、おタクの知識ですよ」
ーは、儚い…!
「ぜひar読者のみんなにも共有したい。だから、一時の夢に課金してるんだって思っておけば、程よい距離で遊べるようになると思います!」
ーわかりました。まみさんもソシャゲの儚さを頭に入れて、ほどほどに楽しんでみてください。
・ソシャゲとは儚いもの。それを頭に入れてほどほどに楽しもう。
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タカハシさんのバンド=オワリカラは今年で結成10周年!
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オワリカラ10周年記念ベストアルバム
「OWARIKARA BEST OF CULT 2010-2018 〜オワリカラの世界〜」
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タカハシヒョウリ
Twitter: @TakahashiHyouri
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのはゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>