なるほど、男にフラれたのを外見のせいにするのはお門違いだったというわけですね…。
そうだね、恋がうまくいってない原因は外見よりも内面に問題があることが多いんじゃないかな。いくら可愛くても、会話がもたない子とかはキツいしね(笑)
内面ってどうやって鍛えればいいんですか、先生…。
内面は、圏外の時間の中で鍛えられるんじゃないかな。SNSから離れたところで何をやっているかがかなり大事。同じ24時間でも、ツイッターやインスタばかりやってる子とか、ストーリーにあげるために映える場所に行く子より、スマホから離れて何かに熱中している子の方が魅力的に感じたりする。繋がりから離れて、本を読んだり、映画をみたり、圏外の時間を作って自分に色んなことをインプットすることがまず大事だと思います。
そりゃそうんなんですが、内面を磨けと言われても何から始めれば良いか分からなくて…
そんなに難しく考えないで、単純にRPGの世界のレベル上げと同じだと思えばいいんじゃないかな。体力・すばやさ・ラッキーとか色々ステータスの種類があるじゃん?それのどの分野を上げたいかをまず考えて、その次にじゃあどうやってそこを伸ばすか考えればいいと思うよ。
なるほど!体力を上げたいなら運動、かしこさを上げたいなら映画や本を読めばいいんですね!
そう。まじで人生RPGですからね(笑)。そんなにイベント起きないって思うかもしれないけど、ちゃんとボスいるから!(笑)。街でナンパされたらそれは敵キャラだし、それをどうかわしていくかで女としてのレベルが上がると思う。
レベル上げだと思うと急に面白くなってきました!
後は、趣味をみつけてみるのもいいと思うよ。何かに没頭してる人もすごく魅力的だから。
でも、趣味がポケモンGOとかだったらダメなんですよね(笑)
あれもソーシャルっぽく繋がっちゃうからなあ(笑)。
ソーシャルゲームでも別にいいんだけど、
その経験や知識が他に活きてくるものだと、なおさら人生豊かになりそうだよね。
男にフラれて、新垣結衣になりたい!石原さとみになりたい!と嘆く私に、本当に変わらなければいけないことを教えてくれたカツセマサヒコ大先生。
『可愛くなりたい!』ばっかりじゃダメ。内面から滲み出る魅力的で、本当の愛を掴みましょう!
カツセマサヒコ
ライター・編集者。2017年4月に独立。小説、コラム、エッセイなど幅広く活躍中。
arwebで『雌ガール、三度目の恋をする』を連載。
Twitter: @katsuse_m
1986年東京生まれ。一般企業から編集プロダクションに転職後、2017年4月に独立。小説、コラム、エッセイの執筆、編集者として活躍。2020年6月に発売した『明け方の若者たち』(幻冬舎)は映画化も決定。「indigo la End」とのコラボで生まれた『夜行秘密』(双葉社)もヒット中。心が揺さぶられるエモーショナルな表現から、共感を呼ぶポップな文体まで幅広い文章で若者を魅了する。ar本誌を男目線で解説する『男子から見たarのミドコロ!』連載では、よく語彙力を失い読者の反響を呼んだ。