「だからar女子にぜひね、殺人事件のドキュメンタリーを見てほしいんですよ、僕は

―ar女子の嫌そうな顔が浮かびますね(笑)。いや、タカハシさんね、毎度申し上げてるんですけど、挙げてくださるやつ全部、刺激が強いです! もうちょっとバカバカしいやつないですか? 寝っ転がって気楽に見れるようなやつ。

「あー、ライトなやつかー…、最近アマゾンプライムでセーラームーン見たんですよ。『セーラームーンR』の劇場版がめちゃくちゃ面白い、しかも絶対泣けるっていうのを知り合いのアニメ研究家の人に聞いて。見たらめっちゃ泣きました

―えぇー!

「すんごい面白かった。大人が見るからこそ泣けるかもしれない。映像もキレイだし、音楽もキャッチーだし、女の子が見ても楽しめると思う。うん、そうだね。セーラームーンか、殺人犯罪系のを見るか。どっちかがおすすめです!」

―すごい振れ幅。究極の選択ですね…。

「でもね、そのドキュメンタリーものも、あんまり考え込むような感じじゃなくて、『世界仰天ニュース』みたいな感じのもあるよ? Netflixに『殺人犯の視聴率』っていうドキュメンタリーがあってさ…」

ーはい、どうぞ。

「ブラジルの生放送のテレビ番組なんだけど、犯罪が起きたらその現場に駆けつけて”こんな犯罪が起きました!”って放送する内容で、超国民的人気番組だったの。その司会者も超人気者で。なんだけど、その番組があまりにも犯罪現場に到着するのが早すぎて、”この番組、着くの早すぎない? おかしくない?”って話になってきたの(笑)。警察より早いし何ならまだ被害者も現場にいるくらいのタイミングで。」

―おお、怖い予感が。

「実は司会者が犯罪組織とつながってて、視聴率を上げるために殺人を指示してるんじゃないか?っていう疑惑が立ってきたの。しかも、”僕はこの司会者に雇われて人を殺しました”っていう殺し屋も現れた!」

―ひぃ~!

「でも司会者は逮捕されたけど、本人はもちろん認めなくて、大論争が巻き起こってたっていう。それに関するドキュメンタリーなんだよね」

―うわ~、スケールが大きい! やばすぎです。

「めっちゃ面白くない? けっこうライトに、”きゃー! ウソー!?!?”みたいな感じで見れそうでしょ? 漫画か?みたいなさ!」

―うーん、それ、休みの日にゆっくり見たいですかね?(笑)

「じゃ、『セーラームーンR』で中和してみてよ」

ーでは愛さん、日中はドキュメンタリー、夜はセーラームーンでいかがでしょうか。

 

今週のまとめ
・Netflixのドキュメンタリー作品と『セーラーム―ンR』の劇場版がまじで面白い。


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タカハシヒョウリ
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【ミュージシャン】
ロックバンドオワリカラと特撮バンド科楽特奏隊のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。

【イラストレーター】

グロカワキャラ小腸はみ出し夫の生みの親など。

【執筆家】

いくつかのWEBサイトで連載など。

【ハイブリッドおタク】

バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。

愛するのはゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。


特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>