秋、冷たい風、冷えるからだ、
慣れないヒールを履いて肩を少し震わせながら1人寂しくお家に帰るたびに思うこと、それは

玄関を開けたら、優しくて爽やかで優しい目をしているのに、口元のホクロがな〜〜んかエロい!竹内涼真似の年下彼氏が『おかえり』なんて微笑んで待ってくれていたら良いのに

というそれだけである。

それさえあれば「疲れ」も「悩み」も「明日への不安」も、肩に憑かれた悪霊さえも目がハートになって一斉成仏なのに、ね。
けれど、現実は甘いことばかりじゃなくて、
ゆるい幸せほど続いてはくれなくて、
ついには「寂しさ」なんかにはもう慣れたのよ。

だからこそ、わたしは「幸せ」を描く。
大きい幸せじゃなく小さな幸せを描く。
妄想をする。
妄想を膨らませ、好きな人を思い浮かべ、もう少しだけ明日も女の子らしく生きようと思う。
なんてね、ちょっと大げさに聞こえるかな?

でもね、本心なんだよ?(って、こんなあざといセリフは好きな男の人の前でも言えたらいいんだけどさ)

 

さてさて、
今回は11月号の「あざと可愛い男子に夢中❤」と

「ほく顔まにあ」を読みながら妄想を膨らませて描きました

次回の更新は10月29日!どのページからどんな妄キュンが生まれるのか、お楽しみに

 

(漫画・文山科ティナ)