おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑ミュージシャン時のタカハシさん
↑特撮おタク時のタカハシさん
☆これまでの処方箋一覧はコチラ!
前回に引き続き、ライブ会場での一コマから。
静かにしてーッ!!
先日とあるライブを見に行ったら、隣のお客さんが曲に合わせてずっと大声で歌っていて本当に最悪でした!! プロから一言ビシッと注意してもらませんか?(プンプンさん・29歳)
「あぁ、これよく聞くよねぇ」
―聞きますね。私もめっちゃ同意です。”おめーの歌聴きに来たんじゃねーから!!!”っていう!
「いやー、そうね…これは難しいなぁ。たしかに嫌ではある。でも、けっこう微笑ましく感じちゃうときもある」
―演者さんからするとそうですか?
「というか自分が客でも、”あ~、この人めっちゃ好きなんだな”って」
―えっ。”いやいや、俺もめっちゃ好きなんだけど!”って思いませんか?
「張り合うな~(笑)。そうだねぇ、”ちょっと! 歌わないでください!”とはなかなか言いづらそうだけど、あまりにもデカかったら言うしかないよね」
―一度ネットで見かけた話では、隣の人に優し~く”歌わないでもらえますか…?”って言ったら、”ハッ!! すみません!! 気づきませんでした!”って言われたと。
「ああいう人たちって、好きすぎて無意識に歌っちゃってるってことか。そしたら、注意してもいいね。歌うのも自由、でも言うのも自由。でもシンガロングを求めてくるバンドもいるじゃん。一緒に歌ってください!って。だから歌ってることが無条件で悪いことではないと思うな」
―そうですか…。でも同じお金払ってるのに…。
「いや、気持ちはすごい分かるんだよ。それで言うと僕、映画館でうるさい人が本当にダメで」
―出た! ポップコーン事件(笑)。
「だからプンプンさんの気持ちはすごい分かるんだけど…。そもそもライブとか映画を盛り上がって見るって外国の文化で、アメリカ人のノリだと思うんだよ。映画はポップコーンとかみんなで食べて笑いながら見るし、サスペンス映画だったら”ワー!!”とか言いながら。そういう文化があっての、その上でのポップコーンも込みなんだよ。でも日本の場合、ワーとか言わないのにポップコーンだけ入ってきちゃってない?(笑)。シーンとしてる中にガサガサ音だけがそこにあるっておかしいと思うんだよね」
―おかしいですね(笑)。