おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。

恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!


答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。


↑ミュージシャン時のタカハシさん

特撮おタク時のタカハシさん


☆これまでの処方箋一覧はコチラ

今回は、恋愛に関する悲鳴が届きました…!

4人連続なんですけど(泣)

毎回付き合う男がクズです…。付き合って数ヶ月で、浮気やギャンブル癖が判明→別れる という流れが4人連続でした。出会った時には気づけないんです(涙)。何がいけないんでしょうか?(匿名さん)

ー実はこのお悩み、ar編集部員の友人・A子さんのお悩みだそうで。

「おー、切実。でも、これってつまりA子さんが、浮気やギャンブル癖がありそうな”クズっぽい人”が好きなのでは?」

―あっ…そういうことになりますね。でも、付き合い始めてからその癖がわかって、結果別れるみたいなんです。最初に知ってたら付き合わなかったのに…って言ってました。

「あ~…、じゃああれだ、“見た目とかクズそうな派手めな感じだけど、中身はそうじゃない人”が良いんだ!」

―そう…ですね…(笑)。

「でもそれ、ある意味めちゃくちゃ言ってるよね。殺人現場で血の付いたナイフ持ってるけど殺人犯じゃない人が好き♡みたいなさ。そこはもうセットだろ!っていう(笑)。そしたら見た目のほうをちょっと我慢してよ!っていう話になってくるよね」

―たしかにすぎる!(笑)

「あ! それか、逆転の発想ですごいマジメな男性をクズな見た目に変えていくっていうのは?」

―ハハハハ!!!!

「クズなやつをマジメに更生していくのは難しいから、めっちゃマジメな人をクズに改造する(笑)。これはオススメ!」

ーでも、こういう人って結局、中身もちょっとクズっぽいところが好きっていうのもありますよね。時々、見た目がチャラいけど中身は誠実っていう男性を引き当てる人もいますけど、その見極めの精度を上げる…って、もはや運なのかもしれないですけど。

「いや、運じゃないと思いますよ。こんなに毎回クズばっかりと付き合うっていうのは、A子さんは本当に浮気やギャンブル癖がある、真のクズが無意識で好きなんだよ。で、クズそうだけどマジメな人を引き当てる人は、本当のクズじゃなくて”クズそうだけどマジメな人”が好きなんだよ」

―あ~、似て非なる好みの違いがあると。

「それは絶対そう。同じクズ界でも、ジャンルが違うんだと思うよ。だからA子さんはクズそうだけどマジメな人と出会ってても、そんなに惹かれてないっていう可能性はある。“こいつ偽クズだ~”ってクズレーダーが察知しちゃうんじゃない? 真の意味での破滅性がある人にしか惹かれないんじゃないかな、A子さんは。クズの中のクズを求める、クズハンターなんだよ」

―そんなァ…。

「見た目だけの話なんだったら、さっき言ったみたいにマジメな人を無理やり派手にしてどうにかなるかもしれないけど、そこだけじゃA子さんは満足できないのか…」