「そしたらA子さん自身がちょっとズラしていって、新しい自分の好みポイントを開発するしかないよね」
―開発ですか! 好みを変えるって訳じゃなくて、眠っている好みを目覚めさせると。
「そう。あとは、ちょっと厳しい言い方になるけど、もしかしたらA子さん自身にも、ある種のスキがあるんじゃないかな? というのも鍛錬されたクズ男って、自分のクズな部分を受け入れてくれそうな人にしか近づかないから」
―おぉ! たしかに…。
「長年のクズ生活で、そういう嗅覚だけは異常に発達してるんですよ。だから、もしかしたら最初からマジメに付き合う対象じゃないと思って近づいてきてるかもしれないし。何かクズ男を許容してくれそうなオーラみたいなものが出ちゃってるのかも。これはA子さん自身が変わるしかない!」
ーそうですか…。ひとまず、A子さんはクズのいる場所に近づかないほうがいいですね!
「そうだね。新しいコミュニティに挑戦するのはアリだね」
ーはい。場所変えるのが一番近道っぽいですね。
「それでもダメなら、逆にとことんクズ界を耕しまくるかだね。もしかしたら100人に1人くらいは、見た目だけクズっぽくて中身は誠実な人がいるかもしれない。事実、殺人現場にいたけど冤罪だった人だっているわけだから」
―ナイフ持ってたけど無罪な人(笑)。
「本質的には絶対に自分が変わらないとダメだと思うけど、それでも無理ならレア善人を引き当てるしかないよね。でも、本当にクズとかヒモ男の嗅覚って鋭いと思うんですよ。だって、許容してくれる人を捕まえられるかって、生命維持に直結する問題だから」
―A子さん自身が変わるか、アタリを引くまで頑張るか、マジメな男性を頑張って茶髪に改造するか、いずれかの道で幸せになってほしいです!
「ていうかさ、A子さんモテるみたいだから、もうちょっと来る者拒まず状態ですぐ付き合うんじゃなくて、ハードルを上げてみたら? クズだとしてもせめて最良なクズを選ぶとかさ」
―最良なクズ…(笑)。
「あとは1回恋愛をお休みするとかね。マジで映画でも見て本読んで、趣味作って遊ぼう! 古来から言われてるから!」
―おぉ。おタク男子のその言葉、説得力あります!
・自分自身がクズを好んで引き寄せている可能性があるので、クズのいない場に拠点を移すべし。
・一度恋愛をお休みして、趣味を作って楽しむもよし。
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タカハシさんのバンド=オワリカラは今年で結成10周年!
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オワリカラ10周年記念ベストアルバム
「OWARIKARA BEST OF CULT 2010-2018 〜オワリカラの世界〜」
そして3年ぶりのオリジナル・アルバム
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タカハシヒョウリ
Twitter: @TakahashiHyouri
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのはゴジラ/ウルトラマンを始めとする<特撮>全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は<才能の無駄遣い>
座右の銘は<世界の創作物に愛を>