こんにちは!ライターのはましゃかです。
突然ですがみなさん、
飲み会でサラダ取り分けたこと、ありますか?
もしくは取り分けてくれる人を見たことありますか?
そのとき、”この言葉” を聞いたことがある人、
多いんじゃないでしょうか。
「女子力高〜い!!!」
最近は、女性だけでなく、
男性が取り分けても言われたりもするこの言葉。
違和感を感じていると、
とつぜん頭の中に響く声がしました。
「サラダ取り分けるの、
禁止にしちゃえば?」
これだ!!!!!!
というわけで、忘年会新年会シーズンで同僚、友達、親戚と様々なジャンルの飲み会の続くこのタイミングに、
何の強制力もない会合(会員若干1名)が、産声を上げました。
サラダ取り分け禁止委員会、発足
というわけで、取り分けるのやめてみました。
〜サラダ取り分け禁止委員会のざっくりルール〜
1料理、飲み物が運ばれてきたら、自分の分はなるべく自分でよそう。
2もし取り分けてもらったら感謝を述べ、「女子力が高い」とは言わない。
3何があっても全員に取り分けない。
さあ、ざっくりしたルールは作ってみたものの、現場で何が起こるかはわかりません。
私がこの委員会を発足したことは誰も知らないまま、飛び込もうじゃないか!
かかってこい!!!飲み会!!
出でよ!!!サラダボウル!!!!
発足後初めて挑む飲み会は、
とある催し事の打ち上げの飲み会。
なんと私の隣に座っていたのは、
ザ・大御所、
業界では大先輩にあたる、超、年上の男性。
突如として吹き出す、脇汗。
え、帰りたい………………
何が嬉しくて滅多にない親睦を深めるチャンス、そして自分のアピールのチャンスであるこのタイミングで、私は誰得でもない委員会を発足させてしまったのか!?!?
冷や汗が噴き出す中、私の異常などつゆ知らず穏やかに始まる宴会。
次々と運ばれてくる、飲み物、おつまみ、
そして、魔の小皿。
取り分けたい、取り分けなきゃ、、、
でも、女子力〜って言われるの、嫌だ…!!!!
宴会も中盤に差し掛かった頃、運ばれて来たのは、なんと鍋。
…ラスボスやんけ!!!!
サラダとか全然比べもんにならんわ!!!!!
小刻みに震えていると、
なんとその大御所の方が立ち上がり、
野菜を綺麗に鍋に…!
なんとその方、私があまりに働かないのでついに“鍋をふるまうオネェキャラ”という宴会芸まで始めてくれてしまい…!!
あーーっ!!!!ダメですお客様!!!!!
いけませんお客様!!!!!
一度かたくなに発足させてしまった委員会、
引くにも引けずおどおどとうろたえながら彼の横で揺れている私を横目に、
その大御所は
「ほらできたわよ♡」と最高の笑顔で最高の鍋を私たちにふるまってくれたのだった…。
.
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宴もたけなわ、
なんの爪痕も残さず、サラダも取り分けず、
(心を落ち着かせるために焼き鳥の串だけ抜き、)
赤ら顔でおじやをほおばる私に、彼はこう言った。
「あなた、面白い子だけど、
もっと気遣いができるといいわね。」
終わった……………………