何で変な誉め言葉を言うの？
上野さん、ちょっと教えて欲しいんですが、どうしてこんな風に誉め言葉ばっかり言ってくる人がいるんですか？
このような男性は２つの条件が重なると誕生してしまいます。
２つの条件？
１つ目の条件は「話し下手」
今回、山本さんが映画監督の話を振ってきました。
あの時に映画監督について詳しくなかった鈴木さんは話を広げることが出来ず、謎の誉め言葉を言ってしまいましたが、もしもきちんと話を広げることが出来て入れば、あのような誉め言葉を言うことはなかったでしょう。
つまり「喋る内容」が思いつかないので誉め言葉に逃げるのです。
ある意味で誉め言葉をワイルドカードか何かと勘違いをしているのかも知れません。
２つ目の条件は「臆病」であるということです。
臆病？
「褒めるの大好きおじさん」と対極をなす存在として「見下すの大好きおじさん」も存在しますが、この２つの最大の違いは分かりますか？
さあ？
世論です。
例えば「会社で褒められました！助けてください！」って言っている人がいたらどう思いますか？
意味わかんないです。
では「会社で上司が見下してきます。助けて下さい！」なら？
悪い上司がいるなーって思います。
そう、つまり褒めている限り早々後ろ指を指されることがありません。
基本的に世界中どこの国でも「褒められて嫌な気持ちはしない」という文化が根付いています。
ですのでその「褒められてキモい！」という意見は世間から認められません。
何故ならばみんな「褒められたい」と思っていて、「褒めることは良いことだ」という共通認識があるのです。
ですので今回の鈴木さんのような「褒めてくる人」をキモいと思う気持ちは共感されないのです。
心の中では「この褒めウザいなー」と思っていても、それを表に出すことが出来ない方もたくさんいらっしゃると思います。
だって「褒められてウザい」なんて言ったら変な目で見られてしまいますからね。
逆に言えば、褒めている限りどれだけキモくても社内や学校内で訴えられる可能性は低いってことですね……。
キモい褒めは被害者が被害を言いにくいセクハラなのかもしれませんね。
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TEXT/上野
都内のラブホテルに勤務するかたわら、Twitterでの厳しくも紳士的なアドバイスが話題に。著書『ラブホの上野さんの恋愛相談2』も好評発売中。
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