おタク男子が世のおフェロ女子に物申す!
読者の乙女なお悩みに、バンドマンでおタク男子の彼が思いもよらない変化球で答えます。
恋も仕事もおしゃれも夢も。人生に迷ったらあの人に相談してみよう!
答えてくれるのは、ロックバンド・オワリカラのタカハシヒョウリさん。
↑音楽家時のタカハシさん (c)勝永裕介
↑特撮おタク時のタカハシさん
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今回は、バンドマンのパブリックイメージに関する素朴なギモンを直撃。と思いきや、作り手の深イイ話へ。
やっぱ俺って天才?
バンドマンって自信家というか、ナルシストでビッグマウスというイメージがありますが、ヒョウリさんもそうですか? 「俺って天才だな」と思ったりしますか。(minakoさん・23歳)
「まあ、思います」
ーやはり。どういう時ですか?
「基本的にはモノ作ってる時。曲が完成した直後が一番思います。それが楽しくて嬉しくてずっとやってるんで、この瞬間がピークなんですよ。で、発売される頃にはもう、別にそんなって感じなんですよね…」
ー(笑)! そうなんですか?
「だいたい完成から3ヶ月後くらいに発売になるんですけど、その頃にはもう僕の中では終わってることなんですよ。もちろん聴いて欲しいし、力を尽くして宣伝はしますけど、頭の中ではもう次のことを始めてる気分なんで」
ーへぇ〜。あっさりしてますね。
「だし、自分の曲は長くは聴かないですね。僕は完成してから3日間くらいは超聴くんですよ。で、”こんな素晴らしいものよく作ったな”って、涙を流しながら自分を褒め称えますけど(笑)、3日くらい経ったら次いこって感じ。で、しばらく経ってから復活する。ライブで演奏するとなって聴き直すんだけど、また”いや〜これは素晴らしい…”と思うんですよ、やっぱ」
ーいいなぁ(笑)。
「もっとあとになって、たとえば3年後とかに聴き返すと、もうすっかり忘れてて他人の曲みたいな感じになりますね」
ーえぇっ、他人の曲!?
「で、別の視点で改めて”めっちゃ天才じゃん!”って思います。みんなそうじゃないですか?」