3. 好きで好きでしょうがない／ラストアイドル
「3曲目は、最近聴いていいなと思ったこの曲。秋元康さんがプロデュースしているユニットの、今年8月に出たシングルですね。仕事でアイドルがたくさん出るフェスに行ったんですけど、この曲が一番印象に残って、CDを手に入れて聴きました」
ーおぉ！ 最近の曲ですね。
「サビの歌詞がほぼ
好きだ
だけなんだよね。1曲通して100回くらい”好きだ”って言うんですよ。秋元康さんの恐ろしさを感じたよ。こんなシンプルな言葉が、音楽と合わさった時のパワーを計算してるんだなって。おそるべし！」
ーすごいインパクトですね…！
「秋元康さんの歌詞っていたってシンプルで、”すごい文学性”とかは基本的にないんだよね。この曲なら”好きだ”っていうことだけをひたすら言ってる。洒落た比喩とか使わない。でもその連呼がとにかく印象的で、メロディと一緒に耳に残る」
ーほう。
「たとえば”恋するフォーチュンクッキー“って。普通に言葉だけで言われても”は？“って感じでしょ。でも誰もが知ってる流行歌になった。ポップスの歌詞として恐ろしく正しい」
ーなるほど！ ミュージシャン目線の解説ありがとうございます！ 読者の皆さん、ぜひ聴いてみてください。
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NEWS!
タカハシさんのバンド=オワリカラは今年で結成10周年！
ベストアルバム発売中!!
12/5(水)Release
オワリカラ10周年記念ベストアルバム
「OWARIKARA BEST OF CULT 2010-2018 〜オワリカラの世界〜」
タカハシヒョウリ
Twitter: @TakahashiHyouri
【ミュージシャン】
ロックバンド”オワリカラ”と特撮バンド”科楽特奏隊”のギター/ヴォーカル、ソロの音楽活動など。
【イラストレーター】
グロカワキャラ”小腸はみ出し夫”の生みの親など。
【執筆家】
いくつかのWEBサイトで連載など。
【ハイブリッドおタク】
バンドのフロントマンの固定概念を覆すガッチガチな情報量と批評眼/語り口、そしてポンコツさ。
愛するのははゴジラ/ウルトラマンを始めとする＜特撮＞全般、映画、アニメ、マンガ、お笑い、ゲーム、蕎麦など。
特技は＜才能の無駄遣い＞
座右の銘は＜世界の創作物に愛を＞
