ラブストーリーからダークファンタジーまで、あらゆるアニメキャラクターの魅力を引き出す声優の梶 裕貴さん。7月2日公開の『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』について、作品の推しキャラや、アフレコが難しい技名をインタビューしました。

梶 裕貴

梶 裕貴「声質をがらりと変えて2役を演じました」

梶 裕貴

Q.メリオダスと弟のゼルドリスの2役を演じた感想は?

テレビアニメ「七つの大罪」のオーディションでメリオダス役に決まった時は、まだ原作にもゼルドリスというキャラクターは存在していませんでした。

その後〈十戒〉という敵キャラの一人として、いざゼルドリスが原作に登場すると、どうもメリオダスと声が似ていることを示唆するようなセリフがあったんです。後からお聞きした話によると、鈴木 央先生のなかでは「この台詞を書いてしまったからには、兄弟のアフレコは梶さんにやってもらうしかない」という意識があったようで(笑)、嬉しさ半分、驚き半分でした。

兄弟でもメリオダスとゼルドリスには大きな差があり、どう演じ分けるかは試行錯誤しました。アフレコでは2パターンの演技プランを提案してみたんです。1つは“メリオダスと声質は近いけれど、オーラ・纏っている雰囲気が違う"というようなイメージのもの。もう1つは”声質からしてがらりと変えるもの“でした。

そこに、スタッフさんからいただいた「ゼルドリスは〈十戒〉の中心人物で、視聴者からしてみると"悪"という立ち位置。なので、敵であるという印象を強く持たせたい」という演出を加味し、結果的に、後者に当てはまるプランに落ち着きました。声質自体を大きく変えていることもあって、演じ分けるという部分での苦労は感じなかったです。

とはいえ、『劇場版 七つの大罪 光に呪われし者たち』では、この二人の会話とタッグバトルが肝。ひとつの作品で、ここまで自分のキャラクター同士が会話する機会は今までなかったですし、予想もしていなかったので……はじめて台本を開いた時は衝撃でした(笑)。

梶 裕貴「推しは、エリザベス一択!」

Q.作品では魅力的な女の子たちも平和のために戦いますが、梶さんの推しガールは?

梶 裕貴

それはもう、エリザベス一択です!

お姫様で品があるのに、ちょっと抜けているところもありつつ、いざという時は凛とした強い部分も持っている。一本筋が通ったような、本当に素敵な女性です。メリオダスと一途に想い合っているのが、とても伝わってきますね。
他のキャラクターたちも含め、まっすぐ相手に向き合う姿が描かれているのは、この作品の心地いいところだなと感じています。

梶 裕貴「カタカナの羅列はなかなかの難易度」

Q.メリオダスが繰り広げる必殺技でお気に入りは?

「フルカウンター(全反撃)」は、メリオダス の代名詞とも言えるおなじみの技で、思い入れがあります。イベント等で披露すると必ず盛り上がりますし、海外の会場でも、この台詞のリクエストが多かったので、すごく印象深いですね。

Q.アフレコで嚙みそうになるような言いにくい技は?

ゼルドリスの「オミノス・ネビュラ(凶星雲)」は、日本語にはなかなかない言葉の羅列で難しいです。技名を叫ぶとき、毎回ドキドキしていました(笑)

でも、こういった"ザ・呪文"というような技名を言えるのもアニメならではの機会かなと思うので、とても楽しくやらせていただいています。

劇場版を楽しみにしているファンにメッセージ♡

梶 裕貴

『七つの大罪』ファンの皆さん!原作本編の物語が幕を閉じ、とても寂しい思いをしていたところに"劇場版製作決定"というニュース、本当に救われましたよね!僕もその一人です!(笑)

本作はまさに、夢を与えてくれる作品。以前、子どもたちが「将来、メリオダスになりたい!」と言ってくれているのを耳にして、涙が出るほど嬉しい気持ちになったことを覚えています。まさに、声優冥利に尽きる仕事。自分が小さい頃に抱いていた憧れと同じように、今の子どもたちの中にも確実にキャラクターたちは存在していて、文字通り"夢を与えること"、その一部に関わらせていただいていることに大きな喜びを感じます

これからも、しっかりとその責任の重さを感じながら、マイクに向かっていきたいと思います。
メリオダスとして、映画館のスクリーン越しに、また皆さんとお会いできる日をすごく楽しみにしています。感想お待ちしていますね!公開まで、今しばらくお待ちください!

Model:Kaji Yuki
Photo:Otsuru En(SHOWAKICHI ¥50)
Text:Iida Honoka、ar