神崎恵「年齢で諦めなきゃいけないことなんて、何ひとつない」自己肯定ボディ論

神崎恵の自己肯定ボディ論

誰かの振りかざす「常識」に縛られず、自分のカラダと生き方を肯定する勇気を。

神崎さんからarガールへのアツいメッセージです。

神崎恵。ar6月号より　スウィムトップス￥1,299／H＆M（H＆M カスタマーサービス）　ショーツ￥3,300／ヘーゼル（エンピーアール）　ネックレス￥14,300、ブレスレット￥19,250／ブリーレオン（ジャック・オブ・オール・トレーズ）

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神崎恵　Instagram：＠megumi_kanzaki　Twitter：@megumi_kanzaki
age：45 　height：157cm
美容家。主宰するアトリエ「mnuit」では、一人一人にカスタマイズしたメイクや生き方のメソッドを提案。著書の累計発行部数は144万部を突破する。プライベートでは３児の母。最新刊は『神崎CARE BOOK』（ワニブックス）。

年齢で諦めなきゃいけないことなんて、何ひとつない

日本人の若さ信仰は、世界的に見ても強い印象。
いつのまにかきれいの基準を自分たちで狭めて、縛られてしまうのはつまらないですよね。
私は母がとても楽しそうだったし、年々いきいきと輝いていらっしゃる美容業界の先輩方に会う機会も多いから、年齢を重ねることをネガティブには捉えていません。また普段からSNSでも80代や90代の素敵な女性をフォローしたり、女優の夏木マリさんのようにかっこいい先輩の姿を目にするようにも心がけていて。

そんな女性たちの生き方を見ていると、年齢を重ねるのは素敵なことで、諦めることは何ひとつないって思えるんですよね。だからar世代の皆さんも後ろを振り返って過去の自分や若い子たちと比べるのではなく、もっと前を生きる素敵な先輩の姿を見て、これからの自分の生き方を描いてほしいんです。

いまだに「おばさんのくせに」とネガティブな言葉を投げかけてくる人もいるけれど、すごくダサいなって思っていて。誰もが年をとるんだから、「おばさんで何が悪い！」って大声で言いたいくらい（笑）。そんな雑音やつまらない線引きには惑わされず、自由に生きたいなと思います。

今は美容に関する選択肢が豊富で、ラクしてキレイが手に入りそうな美容医療の情報もあふれています。美容医療も上手におつきあいできれば、それはそれでいいと思うけれど、まずは自分で努力やチャレンジをして揺るがない土台をつくるのが先決。それでもどうしても手が届かないなら、助けを借りるのもひとつの選択なのかな。

20代、30代はまだまだカラダも肌も自分自身の力でどんどん変えられるし、結果が出やすい〝近道を行ける〟年齢。自分の力をもっと信じてキレイを磨いて、かっこいい大人になってほしいですね。