みなさまはじめまして!
株式会社TENGAの犬飼と申します。セルフプレジャーアイテムブランド「iroha」の広報・PRをしています。

みなさん、少し前のドラマ「あなたがしてくれなくても」は観ましたか?
胸がざわっとした方も多かったのではないでしょうか。(ちなみに私はめちゃくちゃざわざわしました…)

なぜって「セックスレス」は全然他人事じゃないから。最近社内でもよくテーマとして挙がります。
パートナーと長く一緒にいれば、関係性も変わってくる。そうするとセックスのようないわゆる「男女の行為」が減ってきてしまうのは、ある意味自然なことなのかもしれません。…が、やっぱり悩みますよね~~~。

私も過去のパートナーとセックスレスになり、本当にほんっとーーーに悩んだ一人。
だからこそ、「セックスレス問題」にどのような解決策があるのか知りたいところです。

ということで今回は、TENGAに務める私犬飼が、社内に蓄積された「セックスレス」に関する調査結果を交えながら、その解決方法を考えていきたいと思います!

性生活についての会話、出来ていますか?

まず、みなさんに聞きたい。
カップルで「性に関する会話」をしていますか?

月刊TENGAで20~30代の同棲5年目以内の男女合計600人を対象に行った調査では、「パートナーとの関係」については、約9割の方が「良好」と回答していました。しかし、「パートナーとの間で会話やすり合わせができているか」という質問では、「会話やすり合わせができていない」と感じる人も多くいることが分かりました。

20~30代同棲5年以内の男女600人を対象にした調査

中でも、パートナーとすり合わせができていない項目のトップ3は、「出産・育児」40.0%、「性生活」36.1%、「友人付き合い」30.8%となりました。性生活についての不満や要望を相手に伝えられない理由としては、「相手を傷つけてしまいそう」「相手に嫌われそうで怖い」「我慢したほうが楽だから」という意見が多く挙げられました。

多くの方が性生活のお悩みを抱え込んでしまっていそうですね。

セックスを断る理由、実は家事の不満?

日常生活の「不満」とセックスレスの関係が分かるデータもあります。

パートナーからの性的なスキンシップ(裸で抱き合う、挿入を伴う行為をする等)を断ったことがある人は39.8%。
その理由としては、「(家事に対する不満など)セックス以外のことでパートナーに不満があったから」
という声が多く見られたんです。

「セックスを断ったのは行為が嫌だからではなく他のことで不満があったから」という回答、個人的にはめちゃくちゃ分かる…ッ。
一緒に住んでいれば不満が出てくるのは当たり前。その中で都度解決ができればいいのですが、それがうまくいかない時に、「家事は『疲れてるから』とか言ってやってくれないくせにセックスだけは求めてくるんだ~そこは疲れないんだ~へ~~~」となってしまう瞬間、ある~!!!

ただ、家事やその他への不満を、セックスを断ることで表明すると、真意が伝わらないどころかかえって問題がこじれてしまう可能性も…。
家事に不満があるからセックスを断る場合は、「問題の分離」が必要
コミュニケーション専門家のあつたゆかさんによると、「家事の不満は『家事についてこうしてもらえると助かるんだけど、どうかな?』と、家事単体で問題解決を目指すようにすると、関係性自体も良くなって、スキンシップもより良い形に改善できるかもしれません」とのことでした。
引用:月刊TENGA Vol.44「どうして性の不満は言いづらいのか」

セックスレス解消のためにできること

上記のようにセックスレスの原因として、「セックス以外の不満の存在」も大きいことが分かりました。
ですがもちろん、その他にもさまざまな原因があると思います。

単純にセックスしている時間がないとか…。
子育て中のご家庭だったら、優先順位が当然下がってしまうとか…。
性交痛で悩んでいるとか…。
理由なんて、ご家庭の数によって千差万別ありますよね。

それぞれの問題の分離と解決を図りながら、たとえば会話の工夫、音の工夫やムード作り、ラブグッズの投入などでも解決の糸口が見つかるかもしれません。

【会話のコツ】スキンシップの上手な断り方

会話の工夫として、たとえばセックスを含む「スキンシップの断り方」は慎重に。
「今日は疲れているし断りたいけど角が立つから…」と我慢し続けるのも、いつか爆発してしまい、逆に関係が悪化してしまうことにも。

スキンシップを断る際のポイントは、「あなたのことは愛している、ただ○○という理由で今日はできない」と、好意と理由を一緒に伝えること。愛情とセックスが結びつかないタイミングもあることを、理由と共に伝えられるとコミュニケーションの齟齬が減るかもしれません。

【音のコツ】家具の配置で防音環境やムードを作る

性生活において「音」の問題はとても重要です。音も含めて周りが気になってしまうと、それだけでセックスに集中できなくなり、段々と頻度も下がってしまうかも。なるべく隣の部屋に人がいない環境を作ったり、難しければ部屋の間に収納を挟んだり、壁一面を本棚にするなどの配置換えをしてみるのもおすすめです。

月刊TENGA Vol.22「性活しやすい住まい」では、家づくりコンサルタント・一級建築士の船渡亮さんに聞いた性生活をよりよくするためのヒントを紹介しています。

「ムード作り」も大切な要素の一つ。
セックス中に照明を暗くする、余計なものが視界に入らないようにする、音が気になるなら音楽をかけるだけでも、ムードが作れて空気が変わります。(この視界に余計なものが入らないは超!重要!です!)

【マンネリのコツ】アイテムを使って気持ちよく気遣いを

セックスレスの原因の中でもよく聞くのが、「毎回同じセックスで正直盛り上がらない」という「セックスマンネリ問題」。

もうこれは人類一生の課題です。お手上げです!
と、言ってしまいそうなところですが、ぜひここは「ラブグッズを使ってみる」という方法を提案したいです。

iroha SVR」は、セックスでももちろん一人でも使えるアイテムです。
男性器にはめることで、挿入中に男女共に気持ちよくなれるのですが、それだけではなく、アイテムの特性を最大限生かすためにセックス中の「密着度が上がる」という地味にうれしいメリットも。(セックス中って実はじっくり抱き合う時間ってあんまりなかったりするんですよね…忙しない…)

また、前戯でも使用できるので、「前戯中、男性の手が疲れてしまう問題&女性側のもっとしてほしいけど気を使って言えない問題」も解決できちゃいます。

まずは何が原因なのかを知ることから

セックスレスの原因は本当にたくさんあります。
ここで挙げた内容が全く当てはまらないという方もいると思いますし、もしかしたら「これ、今日から実践できるかも」という方もいるかもしれません。

いますぐに解決できることだけではないかもしれませんが、まずは「セックスレスの原因」と「本当に解決したいことは何なのか」と向き合ってみることから始めるのもいいかもしれません。

「セックスレスよりもまずは家事分担を見直したい」
「本当はもっと時間をかけて前戯してもらわないと濡れないから痛いのに、気を使って言えない」
「音や明かりが気になって集中できない。ムードを作ってほしい」。

自分とも対話してみて、真の理由が分かれば対処法も探りやすくなるかもしれません。
今後もみなさんの性生活のお悩みのヒントを発信していきますので、どうぞお楽しみに~!