ar's Stage Paradise
舞台の上で圧倒的な存在感を放つ中村倫也さん。
主演作の公開を控えた彼の素顔に迫ります。
ナマでしか味わえない感動を体感しに劇場へGO!
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1986年12月24日生まれ、東京都出身。2005年、俳優デビュー。最近の主な出演作に映画『ファーストラヴ』『騙し絵の牙』、吹き替えに『アラジン』、アニメ映画『100日間生きたワニ』、ドラマ『美食探偵 明智五郎』『珈琲いかがでしょう』などがある。初のエッセイ集『THE やんごとなき雑談』が発売中。
動物好きの中村さん。お気に入りの動物園は?
フランスで行った動物園はとても広くて、マナティみたいに日本ではあまり見られない生き物がいて興味深かったです。
野生に近い状態で飼育しているのがウリらしいんですけど、まったく危機感なく腹を見せて寝ているライオンがいました(笑)。
最近は昆虫も好きです。
カミキリムシの複眼の形と触角がめっちゃカッコよくて、昆虫のYoutube動画に見入っています。
最近作って美味しかった料理は?
缶詰を使った料理が美味しくできました。
オイルサーディンと牡蠣の缶詰を使ったオイルパスタはそれだけで味が決まる!
好みで茄子やネギなどの野菜や、ベーコンを入れても合うと思います。
簡単だから試してみて!
エッセイ集を発売されましたが、学生時代から国語は得意だったのですか?
嫌いでした!
だって作者の意図を答えるなんて、点数をつけられるものじゃない。
それより、答えがちゃんとある数学が好きでした。
それでもエッセイを書けたのは…僕の才能ですかね(笑)。
主演作、いのうえ歌舞伎『狐晴明九尾狩』について
この舞台で僕が演じる安倍晴明は、人にも妖(あやかし)にも等しく接するフラットな人柄です。
台本を読んだ時から、ほっとけなくてつい応援したくなるキャラクターにしたいと考えていました。
面白いことが得意ないのうえ(ひでのり)さんの演出なので、コミカルなセンテンスもあれば、カッコよく決めるところもあり、その振り幅もうまいこと板の上で表現したいです。
一般的な稽古では、とりあえずやってみて感情の流れから動きを考えていくんですけど、いのうえさんはまずミザンス(役者の立ち位置)をつけてくれます。
これは家の設計図を最初に渡してくれるような感覚で、自分にとってはすごく楽なやり方。
ミザンスをもとに逆算して、この瞬間をどう膨らませようとか、もう少しこの芝居に装飾をつけてみようとか、いろんな要素を遊べるんです。
大劇場でやる劇団だからこそ設計図をもとに創り上げた方が、魅せる効果が大きくなるかもしれませんね。
稽古をしていて面白いのは竜星(涼)。
なぜか「あー!」と叫んでから自分の台詞を言うんです。
気合なのかよくわからないけど、まっすぐで頑張り屋さんな姿を微笑ましく見ています。
悪役はおさむっち(向井 理)が演じる賀茂利風。
晴明と知恵比べ的な戦いをします。
わかりやすい物語で誰でも気軽に観られるので、演劇入門編としてもおすすめの作品です。
それに、おさむっちはかっこいいし、晴明と一緒に戦う狐の霊役の(吉岡)里帆ちゃんは可愛い。
その二人を目にするだけでも価値はあります(笑)。
演劇は、その日その場所でしか味わえない体験になります。
興味を持ってくれたら、ぜひ観に来てください。
時は平安時代。宮廷陰陽師の安倍晴明(中村倫也)は、災いを起こす九尾の妖狐が、陰陽師宗家の跡取り・賀茂利風(向井 理)の身体を乗っ取っていることに気がつく。狐霊のタオ(吉岡里帆)らと共に退治に挑むが、術と頭脳戦がせめぎ合う死闘を繰り広げることに…。作/中島かずき 演出/いのうえひでのり 企画・製作/ヴィレッヂ 劇団☆新感線 東京公演9/17~TBS赤坂ACTシアター、大阪公演10/27~オリックス劇場にて公演予定
Styling:Tokura Akihito(holy.)
Hair Makeup:Emily
Text:Iida Honoka
衣装協力:ヴィクター&ロルフ/
SHIFFON(志風音☎03-6666-4321)
「全部をキレイにしなくていい」センスがいい人の部屋づくりのルール