ファッションディレクターのお仕事について

1枚の洋服を作るにも決して妥協はしない

–ブランドディレクターのやりがいと大変なことを教えてください。

「やりがいは、ダイレクトにお客様の声を聞くことができるという点です。私自身服作りに妥協をしたくなくて、サンプルを3回ほど上げても納得できないものは辞めてしまうこともありますし、4回目のサンプルでやっと製品化を決められたということも多くて。1枚の服を作るのに、時間もお金もすごくかかっていて、やっと服を世に出して、お客様に喜んでもらえた時には、本当にやりがいを感じますね。

大変なことは、服飾の専門学校に通っていたわけではないので、知識がない分ぶつかる壁も多くて、日々勉強しながら試行錯誤して服作りをしています。また、小さなこと1つ1つを自分一人でカタチにしていかなければならないのも難しいと感じるポイントです。もちろん事務的な作業も行いますし、ショッパーのための小さなシールをつくるのにも、データを作成して紙やインクを決めて…と、細やかな部分まで自分で決めてつくっていくので、大変だな〜と感じることは多くあります(笑)」