”さかなな”・クロストーク

今、同世代が夢中になっている〝アイコニック〟な、小松菜奈&坂口健太郎がar4月号に登場!

距離感ゼロ♥でいろいろなファッションテーマに挑戦しつつ、

好きなファッションや服への愛、初共演となった映画の裏エピソードまで…

貴重なふたりのクロストークをご堪能あれ!!

今回は、映画『余命10年』で初共演を果たして距離が縮まった、お互いの印象や撮影中の想いを告白♥ 

小松菜奈「坂口くんは、誰からも愛される人」

菜奈「坂口くんに会う前は、どんなお芝居をする人なんだろう…ってすごく気になっていたんです。役者さんによって、楽しそうに笑っていたかと思えば、瞬時にスイッチを切り替えて泣ける人もいるけど、私はそうじゃないから…。」

健太郎「僕も、菜奈ちゃんはどんな人なんだろうって気になっていました。距離が縮まったのは、ゲレンデのシーンだっけ?」

菜奈「そうそう。これから大変なシーンが続くという直前に、ゲレンデのシーンで初めてふたりきりの待ち時間とかあって。それで私が「お芝居で、感情をつくれない時はある?」って聞いたら、「全然あるよ!」って言ってくれて。人間味を感じてすごく安心したのを覚えてます(笑)。」

健太郎「あははは(笑)。僕が和人を演じるうえで大事にしたのは、菜奈ちゃん演じる茉莉を思う気持ちに、透明感を持ち続けること。ただ、撮影期間が1年あって…。」

菜奈「普通の映画なら2か月弱ぐらいで撮り終えるけれど、『余命10年』は、10年という月日の流れを追うために、1年間かけて撮った作品。」

健太郎「その間、別の役も演じていたんだけど、心の隅にはいつも茉莉を置いておこうと思っていたんだよね。でも、意識しなくても自然と茉莉がいてくれた感じがしていたから、そんなに苦労はしなかったかも。」

菜奈「コロナ禍において、長い間この作品に向き合ってきた中で、人生についてより考えるようになったし、会える時に会いたい人に会っておこうと思いました。」

健太郎「わかる。軽く聞こえたらイヤなんだけど…、僕も前よりも日々を大事に生きたいと思った。でもたとえば、長い未来の目標とかを定めない方が楽に生きられたりもするんだよね。」

菜奈「うん、私も自分の人生を流れに委ねていて、何が起こるかわからないことも楽しめたらいいな、とは思っているの。」

健太郎「そういえば、現場で菜奈ちゃんのことを見ていて、役とのギャップや摩擦もなく、周りのスタッフさんともすごくフラットに接する人だなって思った。僕も現場ではスタッフさん含めみなさんの話を聞いて、みんなで一緒に戦う“全員野球”が好きだから、すごくやりやすくて。」

菜奈「ありがとうございます。そんな坂口くんは、誰からも愛される人。明るくて、みんなをいつでも楽しませようとしているところがステキ。」

健太郎「でも時々ふざけすぎるんだよね…(笑)。」

菜奈「あははは!(笑) でも、それに救われることもたくさんあるから。」

Model:小松菜奈 坂口健太郎
Photo:Sasu Tei(W)
Styling:Nakamura Rino
Hair Makeup:Ozawa Mai(Nana)、Hirose Rumi(Kentaro)
Text:Wakayama Aya、ar