「低気圧で体調が悪い」その原因や対処法を完全解説
みなさんこんにちは、薬剤師モデルの福井セリナです。
季節の変わり目で台風も多いこの季節、私たちを苦しめるのが「低気圧」。なんだか頭が痛いな、体調が悪いなと思っていたらTwitterで「#低気圧」がトレンド入りなんてこともしばしば。今回はこのにっくき低気圧でどうして体調が悪くなるのか、そしてどんな対策をすれば不調を解決できるのかを深掘りしていこうと思います!
銀座の調剤薬局にて勤務する現役薬剤師。様々な価値観や最近流行りのフェムテック情報をみんなで共有するラジオ番組「カラフルブーケ」(文化放送)のパーソナリティを務める。インスタ(@serina_fki) ツイッター(@serina_fukui) 公式ユーチューブ「SERINA CLUB」
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そもそも低気圧で体調が悪くなるのはなぜ?
初めにお伝えしてしまいますが、その原因はズバリ、自律神経!
みなさん一度は聞いたことありますよね。自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、ざっくりいうと交感神経はからだを活発に、副交感神経はからだを休ませたいときに働く神経です。体温調節や眠気をもよおしたりなど、人間にとって欠かせない生理現象をコントロールしてくれています。
この2種類の神経が絶妙なバランスを保つことで私たちは健康に過ごすことができるのですが、突然の台風や天気の崩れなどで気圧が急激に変化すると、このバランスが崩れて体調を崩しやすくなってしまうんですね。
そもそも、低気圧と一言で表しても、私たちの環境に起こる変化はさまざま。まず、空気中の酸素濃度が低くなったり、雨が降ったりすることが多くなります。
そうするとからだは「活発に行動するには不向きな環境だ」と判断して休める方向にシフトチェンジするんです。このシフトチェンジの際には副交感神経が働き始めるのですが、これがとても厄介。健康な人は問題なくても、普段から疲れが取れていなかったり、運動不足や睡眠不足の人はコントロールがうまくいかずにさまざまな症状が出てきてしまいます。
低気圧のときになりやすいと言われている疾患からそれぞれ原因をみていきましょう!